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働かないおじさん、早期リタイア前に感じてた不安は?

早期退職
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本日のマーケット

  8月 20日(金)前日終値増減
日経平均27,013.2527,281.17-267.92
為替円/ドル109.68109.72-0.04
NYダウドル34,894.1234,960.69-66.57

今日の東京株式市場は続落です。一時27,000円を割り込みました。米国株、アジア株共に安く、売り物が膨らみ、年初来安値につながったようです。材料的には昨日のトヨタ自動車の減産のニュースがあり、8%下落しています。更にグループ会社のデンソーが13%ほど下げています。トヨタだけでなく、周辺の自動車会社に影響が出ているようです。

FIRE(早期リタイヤ)前に感じていた解消できたか?

 我々より先にFIRE(経済的自立を得て、早期リタイヤすること)を実践した先輩の退職前の不安な気持ちを追ってみます。

 この先輩は2020年秋に、新卒で入社して25年間勤務した会社を退職したそうです。

退職時の資産は1億円あり、配当収入もあったとのことですが、様々な不安が頭を駆け巡っていたようです。単純に金融資産が1億円あれば、4%の利回りで運用していれば、少なくとも月30万円くらいの配当収入があるはずなので、金銭的な不安はなかったのではと思うのですが、どんな不安があったのでしょうか?

 結論を先に言えば、「不安に感じていたことはひとつも具現化しなかった」そうです。FIREから1年ほど経過した今では、やりがいや生きがい、承認欲求の充足など、安定した生活が送れているそうです。

どんな不安を感じていたか?

1 暇で仕方がない、時間がすぎない
2 やり甲斐のない生活に楽しさがあるのか
3 所属がなくなると不安だ
4 承認欲求が枯渇するのではないか
5 人間関係の変化についていけるのだろうか
6 仕事しないことが寂しくなるのではないだろうか
7 家族が納得するか
8 会社の人にどう思われるか心配
9 平日ぶらぶらする世間体が気にならないか
10 社会貢献の不足感とどう向き合うのか
11 リタイア後の生活が描けない
12 また働きたくなったときに仕事が見つかるのか
13 資産が減ることにメンタルが耐えられるか
14 仕事を通じての運動量がなくなり健康維持はできるのか
15 不安が新たな不安を呼び続けないか

 これらの不安感情は退職日が築づくにつれ増大し、会社での手続きが終了し、退職が確定した日にMAXを迎えたそうです。「後戻りできない」と認識した日だったそうです。
 しかし、この不安感情は、その日を境に徐々に減ってきたとのことで、退職日には比較的スッキリとした気持だったそうです。

 退職前は上述のように形のない何とも言えない不安に襲われていたとのことですが、これは現状維持バイアスが自分を守るために起こしたものだろうと自己分析されています。そのようなことは実際には起きなかったし、時間が解決してくれたとのことです。

人間は変化するとき、常に「現状維持バイアス」との戦いを強いられるのかもしれません。

FIREのために「準備すべきもの」3つを紹介

この先輩がFIREに関して必要な準備3つを教えてくれています。

1 お金の準備
 これだけは絶対に避けて通れません。資産額とプラスのキャッシュフロー(収入>支出)を整えることです。キャッシュフローをプラスに置くことで、資産額というハードルを下げることができます。この先輩のように1億円の資産を準備できれば良いですが、現実的には難しいと思います。我々シニアの働かないおじさんは、もうすぐ年金が支給されますのでそれも設計に入れるとハードルは下げられます。

2 家族の同意
 急に会社を辞めると、たとえお金があろうと、家族で揉める原因になります。時間を掛けて、説得していくことが大切だそうです。また、FIREした後、家でゴロゴロする訳ではなく、家事やボランティア活動など新しい動きを説明すれば納得してもらえる可能性が高まると思います。

3 仕事への納得
 サラリーマンを逃げるように辞めるのではなく、自分自身がサラリーマンとして仕事をやり遂げた納得感というものは、FIREしてから意外に大切だったように感じているとのこと。これは現役時代にはなかったものだそうです。自分が携わったプロジェクトで成果を上げたことととかを、サラリーマン時代の誇りとして心に刻んでFIREされるのが良いとのことです。

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