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早期退職 ゆとりをもってセミリタイヤ「サイドFIRE」

早期退職
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本日のマーケット

  2月19日(金)前日終値増減
日経平均30,017.9230,236.09-218.17
為替円/ドル105.25105.66-0.41
NYダウドル31,493.3431,613.02-119.68

 今日の東京株式市場は、3万円台を維持して終わっていますが、今日のザラ場では3万円を割り込んだ時もありました。200円の下げをどう見るかですが、今日の下げはファーストリテーリングの下げの影響が大きかったようです。

自分の好きな副業をしながら収入を得る「サイドFIRE」

 昨今、FIREという言葉が注目されています。これは、Financial Independence,Retire Earlyの略で、投資などで経済的自由を得て早期退職を目指す生き方のことです。欧米の若年層から徐々に広まりそして日本で広まり、「FIREブーム」という言葉もでてきているようです。
 「FIRE」を言葉通りに解釈すると、「お金の縛りがない=富裕層だけが実現できる悠々自適の生活」というイメージを抱く人も多いですね。この早期リタイアにまつわるイメージの輪郭自体は、日本でもとくに目新しさはありません。しかしFIREが従来のそれと違うのは、ビジネスで成功したり遺産相続したりといった特定の人だけがなし得る生活ではないこと。既にFIREを実践できている人は、毎年の生活費を賄えるような貯蓄と節約を意識しながら、リタイア後も身近に始められる投資の収益を得ることで、経済的自立をめざしており、極めて再現性の高い方法なのです。

 その再現性の高い方法としてポイントとなるのが、いわゆる「4%ルール」と呼ばれるものです。生活費を投資元本の4パーセントにおさめることができれば、資産を目減りさせることなく暮らしていくことが可能だというシンプルな仮定です。米国のトリニティ大学の博士が研究した金融理論で、退職後の資産運用について、4%未満に支出をおさえることができれば、高確率で30年以上資産を維持できるという調査結果が出ています。

 必要な消費支出額は、1世帯当たり月額25万円との調査結果(総務省)を参考にシミュレーションしてみましょう。年間の総支出は300万円です。4%で逆算すると7500万円の投資元本が必要になる計算です。7500万円の元本を手に入れるのは、一般的には宝くじにでもあたらない限り「実現は無理」と考えますよね。

 そこで「サイドFIRE」という考え方として、日本のデフレという投資環境と副業で稼ぐという方法を組み合わせる方法があります。
 例えば投資収益だけでなく、自分の趣味を生かした副業で月に10万円稼ぐことができたとします。計算上、1ヵ月の消費支出は約25万から15万円に減ったと考え、そのうえで日本の投資環境をベースに差し引き5%ルールを適用とすれば、投資元本の目標額は3,600万円となります。3,600万円とすると住宅の価格とほぼ同じなので、住宅を社宅などでまかなえれば十分狙える目標額ではないでしょうか?

 とはいえ、仮に3,600万円という目標金額を設定したとして、どのように貯めればいいのでしょうか。短期間で貯蓄しようとするには決して低い金額ではありません。
 目標額達成に向けて、住居費や交通費、食費などの大きな支出の節約(倹約)を推奨しています。ただ「支出を切り詰めるより収入を増やす方が影響力は大きい」ので、過度な倹約より、早い時期からできるだけ多くのお金を投資に回すことをお勧めします。
 具体的にどのように倹約するかというと、45歳でFIREを達成したAさんの場合、サラリーマン時代から将来のリタイヤ資金を貯めるために、人生の3大出費である「家」「車」「保険」には余計なお金をかけないようしてきたとのことです。

 「長期的に考えて出費が高くなるような物は買わないようにすること、例えば住宅は家賃のかからない社宅に住み続けていましたし、車は国産車で十分だし、保険も会社の制度で十分対応できるのでほとんどお金がかけていません。結果、30歳から計画をスタートさせたのですが、当初は年間100~200万円くらいは貯蓄に回し、40代になってからは年間300万円ほど貯蓄できるようになりましたね」

 過度な倹約より、複利効果を期待して、なるべく若いうちから長期間投資を続けるという方法。また米国市場の成長に乗るかたちでインデックスファンドに投資し、できる限り投資収益には手をつけないことを推奨します。このようにFIRE実践者は、早期リタイアのためには収入を最大化するだけでなく、その近道として資産運用の重要性を指摘しています。

 この資産運用ですが、例えば毎月3万円でも、15年間・年利7パーセントでこつこつ積立投資を続けていけば、単純計算で15年後には約950万円(元本540万円)、20年後には約1,560万円(元本720万円)ほどに資産は膨らみます。もちろん相場変動で時期によっては資産が上下することはあるかもしれませんが、目標額までは焦らず続けることが重要なポイントであります。

おじさんと若者のFIREに対する共通点をまとめた記事がありますので参考までに↓↓↓↓

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