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早期退職、「大過なく勤めた」おじさんが転職市場で全く評価されない

早期退職
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本日のマーケット

  5月 26日(水)前日終値増減
日経平均28,642.1928,553.9888.21
為替円/ドル108.90108.740.16
NYダウドル34,312.4634,393.98-81.52

 今日の東京株式市場は、久しぶりの5日続伸となりました。ただし、約6割の銘柄が値下がりしています。一部の大型株が寄与したようです。また、空運、陸運株が上昇しています。

「失敗しない」というキャリア上のリスク

 仕事の中で何らかの失敗をしたとしても、反省して原因を分析し、次は同じ失敗が起こらないように対策を立て、改善に結び付けられれば新しい学びを得られます。

 それが新しいプロジェクトや新サービス、新規事業の立ち上げなど大きなチャレンジであれば、たとえ結果としてうまくいかなくても必死に仕事をしている限り、業務の延長線上で志を共にする仲間ができたり、未知の領域での知見が蓄積されたりします。

 つまり、チャレンジをして成功すれば最高ですが、仮に失敗に終わったとしても焼け野原にさんぜんと輝くような宝物が残るといいます。事業家ではなく会社員としてチャレンジする限り、債務を背負うリスクもないですよね。

 とはいえ、仕事上で大なり小なり何らかのチャレンジをすることに、躊躇(ちゅうちょ)する人は少なくないと思います。多くの人はわざわざ新しい何かを始めて、失敗などしたくないからです。しかし、チャレンジの回避がキャリア上のリスクになりかねないのは、注意しておく必要があります。

 では、キャリア形成においてどのようにチャレンジしていくのがよいか。さまざまな例を見ていて一つ言えるのは、やはり本気で取り組んでいないチャレンジは失敗の確率が非常に高いということ。本気になれないチャレンジはやめておいたほうがよいと思います。

 大きめのチャレンジをした人なら分かると思いますが、たいていの場合、勇気を持って踏み出した一歩目から想定外の連続です。私もある新規事業に手を出して失敗しましたが、びっくりするほど想定外のことが起こります。

 事前に打診した段階では十分な資金が集まるはずだったのに、いざスタートしてみると想定の2割しか集まらなくていきなりつまずく。既存の事業から拡大していく計画だったのに、事業開始直前で全く新規の分野への進出方針へ大転換されて、できない理由は技術がないなどと責められたり…などなど。

 外的な要因に大きく影響される場合も珍しくありません。現在の新型コロナ禍はその典型で、オリンピック開催を受けて投資を行っていた人などは、本当に大きな影響を受けていると思います。

 こうした想定外を乗り越えるには、やはり当事者の本気度が高くないと無理です。真剣に取り組んでいなければ、部下や周囲の人に見抜かれて、必要な協力も得られないでしょう。

 もちろん本気でチャレンジしても失敗することはあります。しかし大過なく過ごして人事評価が高い中高年と、大きなチャレンジをして失敗したがいろいろな経験と学びを持っている中高年のどちらが転職市場で評価されるかといえば、間違いなく後者です。

 面接をすると、大過なく過ごしてきた人は全く面白くないし、逆にチャレンジしてきた人は話が面白く、人間的な魅力もあるので採用したくなる気持ちが分かるそうです。そもそも現職の人事評価など、採用する側は気にしませんしね。

 失敗を恐れてチャレンジしないほうが、キャリア上のリスクになると言います。

 今でも私の周りには「大過なく過ごしてきたおじさん」が部長クラスになっています。失敗を経験している人で部長クラスになっている人は見当たらないです。そういう会社ですから、何もしないのが「吉」と学びました(笑)。働かない冴えないおじさんの会社は、まだまだ古い体質なのかもしれません。

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