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早期退職 近畿日本ツーリスト1376人応募、JTは3000人規模

早期退職
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1月に実施した希望退職募集に1376人が応募したと発表

 近畿日本ツーリストは希望退職募集に1376人の応募があったとのことです。今期は新型コロナウィルス感染拡大によって旅行需要の低迷が長引いていることから、2021年3月期の業績予想を下方修正しました。
 そのため、事業構造改革に伴うコスト構造見直しの一環として希望退職募集が実施されました。募集人員は設定せず、対象者は35歳以上の従業員とのことでしたが、パート社員も応募されていたようです。

 更に今回の希望退職に加えて、新規採用抑制や出向などにより、現在約7000人の在籍人員を2024年度末までには約3分の2に減らす計画もあるようです。

 同社は20年第三四半期の連結業績が、売上高前年同期比81.1%減の612億円、営業損失が261億円の赤字、純損益が216億円の赤字でした。また通期の業績予想も下方修正して、純損益370億円の赤字を見込んでいるとのこと。やはりコロナの影響が大きそうです。

 最後に今回の希望退職による特別損失は約60億円を見込んでいるとのことなので、単純に特別退職加算金は、ひとり当たり430万円くらいの計算になります。

JT、九州工場を閉鎖 国内人員3000人規模希望退職募集

 日本たばこ産業(JT)は9日、国内のたばこ市場の縮小などに対応するために、3000人規模の希望退職募集や工場の閉鎖を含むたばこ事業の再編を実施すると発表しました。国内たばこ事業の本社機能を、海外たばこ事業を統括するスイスのジュネーブに統合する計画も明らかにしています。

 九州工場1000人規模の社員への希望退職募集に続き、営業活動を支援する1600人規模のパートタイマーに退職を勧奨し、更に定年退職後に再雇用されたシニアの契約社員やパートタイマー約150人からも希望退職を募るとのことです。3000人規模の募集人数になりますね。

 再編の背景には、やはり紙巻きたばこから加熱式たばこに軸足を移す必要があると判断したことがあるようです。特に国内で競争が激しい加熱式たばこの分野に資源を集中的に投資するため、海外と国内に分けていたたばこ事業を一本化するとしています。私はたばこは吸いませんが、職場のメンバーを見ているとほとんどが加熱式たばこを愉しまれています。高配当株として保有を検討してみるのもよいかと考えていましたが、今後どうなるでしょうか、ウォッチしておきたいと思います。

 もとは専売公社だったので待遇は公務員と同じなのでしょうが、この時代、どの程度の早期退職割増金が支給されるのか興味あります。特別損失として公表されましたらお知らせしたいと思います。

 ちなみに最近の早期退職による特別退職加算金(早期退職割増金)での最高額は、最大50か月分を加算すると発表した三菱ケミカルです。管理職で50か月分ですから皮算用ですが、割増金は2,500万円くらいになるのではないかと見ています(退職金と合わせて4500~5000万円?)↓↓↓↓

 三菱ケミカルは、財閥系の総合化学メーカーでホワイト企業なのでしょう。これからも日本の経済のために活躍してくれることを期待しています。

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