早期退職

終身雇用と年功序列に守られたまま、逃げ切れる人もいます。無理に転職して「良い会社の正社員」という身分を捨てるのはもったいないです。「逃げ切れそうもない」と感じている方は、「会社に守ってもらおう」から「強い個人のなるのだ」というマインドをチェンジすべきです。

募集人員650人を超える729人の応募があったとのことです。退職日は2021年2月28日。特別割増金の支給や希望者に対する再就職支援などを行うとのこと。この情報から特別割増金の一人当たりの金額を推計すると100億円÷729人＝ざっくり1,400万円となります。

早期退職を選択された方は、まだまだ働く意欲満々だと思いますが、転職活動がうまくいかなくなると引きこもりの罠にはまるとも限りません。そうならないためにも、会社員である今この時から準備を始めておくのが賢明だと思います。

早期・希望退職希望は前年比2.5倍だったため、一昨年から比べると7.5倍に急増している。選択肢として「転職」と「独立」がある。この先５～10年を見据えてのポストコロナ時代、退職後のキャリアを思い描きながら、今から準備と行動を開始するのが良い。

転職成功者は複数の転職エージェントの利用とのことで、今回オファーもらった医療用カプセルメーカーの他に、塾の教室長やタクシー運転手をオファーしてきた転職エージェントもいたました。今回のエージェントは私の職務経歴書に目と通してくれていたのですね。

早期退職の失敗の共通点は、退職後の明確な方向性を欠けていて、時間管理が甘く、楽観的というよりも情報軽視によって失敗を繰り返し、回復不能なダメージを負う点だそうです。さらに第三者に相談していない場合が多いそうです。

年末の押し迫ったときに早期退職募集の話をするのは恐縮ですが、「大企業に入れば一生安泰」と言っていた時代は終焉を迎えていて、自ら考え行動することが求められているのですね。下流老人にならないために勉強して行動を起こしましょう。まだ人生折り返し地点ですよ。

転職サイトのリクナビNEXTから求人案内が来たが、私のキャリアの職種と業界を活かせる転職先はなかった。更にハイクラス転職を扱っているJACリクルートメントからは「現時点でご紹介できる求人はございません」との返信があった。気長に待ちましょう。

どのくらい転職を繰り返せば理想の職が見つかるか？現実的には5社目あたりがねらい目とすると、5社の平方根、２～3社を様子見として経験して、その中で一番良かった会社を基準として、それ以降転職した会社で基準を上回る会社を選定すればよいそうだ。

仕事経験が15年以上で経験した役職が2つ以下のものが経営幹部になる確率はわずか2％だったのに対し、経験した役職が5つ以上だったものが経営幹部になる確率は18%にものぼったというデータがある。様々な職を渡り歩く人ほど経営幹部、指導者になりやすかったのだ。