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早期退職 「社員の個人事業主化」電通とタニタの違い

早期退職
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本日のマーケット

  1月27日(水)前日終値増減
日経平均28,635.2128,546.1889.03
為替円/ドル103.83103.600.23
NYダウドル30,937.0430,960.00-22.96
 

 今日の東京株式市場は、昨日の反動で反発となりましたが、上値が重い展開でありました。本日夜のアメリカFOMCパウエル議長の発言とアップルの決算発表結果を待ちたいと言った思惑で見守りたいという方が多かったではと思われます。

リストラという考えは1ミリもないという電通の「個人事業主化」

 この制度の導入について、公表されるや否やネットでは「体のいいリストラではないか」と言った否定的な意見が多かったそうです。
 今回の「ライフシフトプラットフォーム(LSP)」と呼ばれる新制度について当事者は、電通の社風を考えると生まれるべきして生まれた制度であると言います。
 電通には「現場が楽しく、そこには仕事のやりがいを見出している人が多い」と現場で働き続けることを望む社員が数多く存在するそうです。昇進して管理職になると部下のマネジメントや関係部署との調整といった仕事が増えてきてやりたいことができなくなってきます。マネジメントより、独立してやりがいのある仕事を続けたいと考えており、タイミングを見て独立を模索している社員が比較的多いのだということです。
 ただし、独立するにはリスクがあり、特に妻ブロックを乗り越えられないため実行していなかっただけの方もいるようです。だからこのLSPの制度には趣旨を理解し、賛同して応募、渡りに船として機能した面もあったようです。LSP募集説明会時には、起業家や社労士など外部の人も参加し、人生設計についてのアドバイスももらえたようです。
 会社としてもこのようにして退職した人材がLSPを通じ、外部で獲得した仕事を会社側にフィードバックしてくれることへの期待もあるのではないでしょうか?退職者に対し、新しい業務範囲の開拓者としての期待をにじませているのが分かります。

タニタの「個人事業主制度」は会社への依存度が高い制度

 一方、タニタの個人事業主制度は、自分の能力を発揮するためには個人事業主に移行したほうが有利になると判断した社員が多いそうです。そして、電通よりは元いた会社への依存度が高く、利益相反にならなければ他社からの仕事もの引き受けることができますが、条件面で比較するとタニタの業務のほうが有利の場合が多く、結果としてタニタからの業務が中心になるとのことです。

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