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2月23日(火) | 前日終値 | 増減 | ||
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「洋服の青山」想定を上回る希望退職・・・在宅でスーツは売れないか?
「洋服の青山」を展開する青山商事(株)は、昨年12月から募集した希望退職に、ビジネスウェア部門の社員4000人のうち609人が募集に応じたそうです。募集は400人だったので、1.5倍になるとのことです。対象者の15%になり、209人も多いです。
退職は5月31日付、割増退職金などの費用として、2021年3月期連結決算で40億円程度の特別損失を計上する見込みとのことなので、40億円÷609人だから、一人当たり650万円くらいの割増金額となると思われます。当初の予定が400人とのことだったので、一人当たり1,000万円くらいの割増金を予定していたのでしょうが、募集人数が多くなって、割増金総額を人数に合わせて増額したのか、総額をそのままにして一人あたりの割増金を減らしたのか当事者じゃないとわかりませんが、興味あります。
新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワークの浸透などで通勤着、ビジネスウエアの需要減で昨春以降、業績不振が続いていると言います。確かに私も、スーツは買わないし、クリーニング屋に通う頻度も激減しています。
2020年の国内スーツ販売は約400万着で、2018年から40%減っているとのことです。ピークは1992年で1350万着であったことを考えると70%減となります。総務省の家計調査でもスーツへの支出額は2020年で3,000円程度とみられ、1991年の19,000円の約2割に縮小しているとのことです。
また、青山商事は、2021年末までに国内店舗の約2割にあたる約160店を閉店する計画だそうです。2021年3月期の最終利益は292億円の赤字を予想しているとのことです。更に希望退職者募集や店舗閉店だけでなく、店舗の売り場を縮小して空きスペースを他業種に貸し出すなど、抜本的なリストラを検討しているとのことです。
「洋服の青山」は、私が営業時代に大変お世話になりました。営業で使用するスーツはほとんど青山で購入させていただきました。品質もコストパフォーマンスも接客も良く、とても満足していました。必ず復活するでしょう。これからもお世話になると思います。
スキルを持った方、私の職場では人手が足りません。
希望退職や早期退職の話が昨年から盛んに出ていますが、私が勤務する食品関連製品の製造現場では人が足りていません。この時代、交替勤務のある製造現場は避けられのでしょうか、人が集まってきてくれないです。設備投資に莫大な費用が掛かることから、参入障壁が高くワークライフバランスもとれているので、コロナ禍の職場としては比較的恵まれている事業環境だと思います。しかし、実際に募集をかけても人材紹介会社からは適切な方の紹介が来ません。通常でしたらこのような社会状況であればすぐに4~5人の紹介があるのに、今は3か月待ってやっと一人紹介してもらえるかどうか、しかもやっと来てもらった方も条件が違うと言ってすぐ辞められてしまいました。
早期退職しても、転職は比較的容易にできる環境なのでしょうか?
更に今後、ワクチンが行き渡って従来の生活を取り戻した社会が戻って来たら、また、労働市場の需給バランスは変わりますよね。そんな先をしっかり見て、自分の頭で考えて行動することが大事ですね。
割増金が気になる方は、以下の記事を参考にしてください。各社の割増金の状況が分かります。
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