本日のマーケット
1月20日(水) | 前日終値 | 増減 | ||
日経平均 | 円 | 28,523.26 | 28,633.46 | -110.20 |
為替 | 円/ドル | 103.82 | 103.89 | -0.07 |
NYダウ | ドル | 30,930.52 | 30,814.26 | 116.26 |
今日の東京株式市場は、0.36%の下落、値上がり銘柄は50%。アメリカからのマイナス情報もなく、取引時間中のアジア株もプラスでしたが、日経平均は下げました。14日まで2000円上昇したその反動というか調整が続いていると見ています。
「定年の常識」に騙されないで
早期退職に備えて準備を進めていると、貯金が多くても破産するリスクがあるとか、キャリアがあっても再就職は難しいとか、精神的に病んで引きこもりになってしまうとか、ちょっとネットを検索するだけでネガティブな記事がたくさんヒットします。
今回そんな中で「定年の常識に騙されない」という書籍を見つけたので紹介したいと思います。
著者は大江英樹(おおえひでき)さんで、1952年大阪府生まれ。経済コラムニスト。オフィス・リベルタス代表。大手証券会社で個人資産運用業務や企業年金制度のコンサルティングなどに従事して定年まで勤務し、2012年に独立後は、「サラリーマンが退職後、幸せな生活を送れるように支援する」という理念のもと、資産運用やライフプラニング、行動経済学に関する講演・研修・執筆活動を行っている方です。
昨年の2000万円問題に象徴されるように、老後不安を背景に「定年対策」をうたう書籍やYOUTUBE動画が出回っており、また、様々な定年準備セミナーが開催されています。これは、やはり会社を退職した後の「生き方」に不安を抱えた人が多いからにほかなりません。
著者(68歳)は、かつてそれらの書籍や動画に目を通し、セミナーを受けてみたりした結果、「世の中で語られていることは正しくないことがある」と感じたそうです。なぜなら、それらの書籍や動画、セミナーでは、実際に定年を経験したことない人や、定年経験があってもかなり昔だったりする人が語っているから、的外れな本質的なことが語られていないことがあると感じたそうです。
しかもこれらの書籍や動画、セミナーは必要以上に不安を煽ることが多い、しかし、著者は自分の体験から、定年はそれほど悲惨なことではないと感じているのだそうです。もちろん退職するまでは不安は大きかったそうですが、実際にその時になってみるとそれほど心配することでもなっかたことが分かったそうです。
逆に、こういった不安に煽られて、経験のない投資や勢いだけの起業など間違った行動を起こすほうがよほど危険なことだと語っています。
本書は、定年後の現実を明らかにして、「間違った定年の常識」に惑わされないためのヒントを提示してくれています。その「定年前にしなくてもいい5つのこと」とは、次の通りです。
・お金の心配、する必要はナシ!(必要なのは保険ではなく現金である)
・サラリーマン脳は捨てよう!(再雇用で働くのはおよしなさい)
・夫婦で旅行なんて行かなくてもいい(夫婦で共通の趣味なんかいらない)
・地域コミュニティとは付き合わなくてもいい!(地域コミュニティは伏魔殿である)
・趣味がなくても一向に平気!(時間をお金で買うのではなく、時間でお金を買う生活)
そして、家でゴロゴロしていて何が悪い、貯蓄より減蓄、人生は60歳からが面白いと語っています。
著者は証券会社を退職後、再雇用、起業を経験された話で、元証券マンならではの資産運用や保険に対する考え方は多くの人の参考になるのではないかと思います。そして定年まで働いたのだから、自分の好きなことをやればいいということであり、その際、他人や家族に迷惑をかけないということが大事だと語っています。
この書籍は、元証券マンが起業して独立してという成功体験談からですので、自分とは立ち位置が違いますが、今まで早期退職のネガティブな事例ばかりが目に付いていましたので、視点の異なる書籍に出会えたという感覚です、一読する価値はあるかと思います。私もこの著者の考え方を参考に「やりたいことを全部やる」という人生を完遂したいと思います。
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