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働かないおじさん、部下から「使えない上司」認定の4つの視点

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本日のマーケット

  8月 31日(火)前日終値増減
日経平均28,089.5427,789.29300.25
為替円/ドル109.87109.92-0.05
NYダウドル35,455.8035,399.8455.96

 今日の東京株式市場は、”月末安”アノマリー破りの大幅続伸となりました。昨年の9月から始まった月末安の流れが止まり、12月ぶりにプラスになりました。出来高も3兆円を超えました。海運株や鉄鋼株の値上がりが目立っています。

「使えない上司」認定の働かないおじさん

 「使えない」という言い方は、上司が部下に対して使うものだと思われるかもしれないが、実は部下もよく使っていますね。目的の遂行に照らして本来あるべき役割を果たせない上司に対して「使えない」という烙印(らくいん)を押して、まったく期待をせずに、最低限の関係だけを維持しようとするのだと言います。では、どんな上司が「使えない上司認定」をされてしまうのか、見てみましょう。

 「使えない上司」とは、言葉を変えれば「役に立たない上司」ですね。上司には、目標遂行のための、業務のコントロールタワー的な役割と、組織メンバーをまとめていく役割が求められていますが、昨今、とくに「使えない」と言って不満が述べられるポイントは以下の四つに集約できそうです。

情報伝達能力がない。

 コロナ以降、リモートワークでメンバーが毎日顔を合わせないことが普通になりました。そのため、社員が会社の方向性や戦略、仕事を推進するうえで必要な情報を共有できていない状況になっています。こんな時こそ上司がコントロールタワーとして、必要な情報を必要な人に情報を伝達するハンドリング能力がたいへん重要になってきているのですが、残念なことに、この能力は管理職の間で驚くほど開発されていないと言います。
 管理職には、その立場上、会社の経営戦略に関する情報、新しい技術の情報、競合の情報など、様々な情報が主としてメールで提供されてきています。
 まず、「使える上司」は、こんな時その中から自分の部署の特定のメンバーに関係しそうな情報を取捨選択し、適切な指示とともにその情報をメンバーに流します。一方、「使えない上司」は、自分に送られた情報を無差別に部下全員に全部転送するか、何もせず放置する、のどちらかです。情報が適切なタイミングで適切な人に伝わることが重要であることの認識がないのです。

企画推進が増幅できない。

 ある案件で、部下が新しい価値の可能性を見つけても、上司がその案件の企画推進・増幅力を身につけていなければ、一つの顧客に一つの価値を提供するだけで終わってしまいます。せっかく増幅して案件の拡大のチャンスがありながら、上司が企画推進できないばかりに価値を増幅させられないとなると、やる気のある部下からは、「使えない上司」に見えてしまうことになります。

上通性がない。

 使えない上司の最たるものが、上通性のない上司です

 上通性とは自分よりも上の職位の方に対して、きちんと意見を言い、獲得すべきものをしっかりと獲得してくることです。たとえば、目標達成のための必要な予算を獲得することや、仕事をしていくうえで絶対に必要なルールを作ることなどを実現するには、上司の上司にかけあって認めさせなくてはなりません。当然、上司の上司のところには、他部署からも次々と要望が上がってきているから、その競争に勝てる上司でなければ、部下にとっては「使えない」となってしまいます。
 使える上司であれば、自部署の要望がいかに必要であるか、説得力をもってプレゼンテーションできるはずです。
 更に一歩進んだ上司ですと、その提案を直接「部下」にさせて、上司の上司から”goodpoint”をとらせるケースもあります。「部下」の昇進前や賞与評価の時によく使うそうです。その上司にとっても部下の成長が自分の評価につながることが分かっているのです。

公平感がない。

 更に上司に対する信頼性を決定的に失わせるものは、人事考課や仕事へのフィードバックです。日々の仕事の何を評価して何を評価しないかなど、これを見れば、上司が仕事の何を見ているかが明らかになります。
 もちろん不満の出ない評価というものはなかなかないが、そもそも評価していることがピント外れであったり、評価の中身が筋違いや事実誤認であったりすると、「この人、何もわかっていないなあ」と部下から見切られることに繋がります。特定の人の評価だけを間違える人もいなくはないが、多くの場合、ほぼ全員に対してピント外れの評価をするから、部下たち全員からの信頼を失うことになります。

「使えない上司、働かないおじさん」処世術

 いまここで初めて「私は使えない上司だけれども大丈夫かな?」と思ったなら、おそらく指導も左遷もされていないのだから、それほど高い業績を求めていない会社にいることになりますね。部下も、上司の上司も、とくに「使える上司」を求めていないとも言えるからです。
 「使えない上司」が問題になるのは、上司の上司や、部下に、目標を達成したいという強い意志があり、それを実現するうえで「上司が役に立たない」ことが邪魔になると考えているケースですね。

 目標を達成したいと強く思っていない人が会社に多くいるのなら、むしろ使える上司のほうが、仕事を増やす余計な人となります。いわゆる「ボチボチ仕事やればよい」と考えている組織です。こういうケースでは、優秀な部下が他へ転職してしまうかもしれないこと以外はそれほど心配しなくても大丈夫でしょう。
 そして定年退職時までに、会社が売却されたり、業績不振でつぶれたりしなければどうにかなりますね。この「どうにかなる」という考え方は賛否両論ありますが、最後まで逃げ切れそうか、逃げ切れなさそうか、この見極めだけはくれぐれも慎重にご判断ください

こんな”おっさん”と呼ばれないよう気をつけましょう!↓↓↓↓↓↓

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