本日のマーケット
3月 1日(月) | 前日終値 | 増減 | ||
日経平均 | 円 | 29,663.50 | 28,966.01 | 697.49 |
為替 | 円/ドル | 106.69 | 106.58 | 0.11 |
NYダウ | ドル | 30,932.37 | 31,402.01 | -469.64 |
今日の東京株式市場は、急反発となっております。朝方720円高まで値上がりし、高値圏で小幅ながらもみ合い、後場もしっかりとした動きで推移しました。先週金曜日の下げに対し6割弱の戻しとなりっています。ソフトバンク、ファーストリテーリングの寄与度がそれぞれ100円超で、東証一部銘柄の90%が上昇するというほぼ全面高の展開でした。
オリンパス希望退職募集950人に対し、100人以上も下回る。割増金は1,400万円?
オリンパスは2月26日、同月に募集した希望退職(社外転進支援制度)について、844人の応募があったと発表しました。募集人員は950人でしたが、その数を下回りました。この希望退職の実施に伴い、2021年1~3月期の決算で約120億円の費用を計上する見通しとのことです。
20年3月期期第3四半期(20年4~12月)連結業績は、売上高が前年同期比8.5%減の5125億円、営業利益が23.6%減の647億円でした。新型コロナウイルスの影響を受け、主力の内視鏡事業、治療機器事業が減益となりました。また、映像事業の譲渡に伴う損失、事業構造改革費もかさみ、純利益は97.3%減の16億円に落ち込んでいます。
厳しい外部環境の中、同社は20年12月、希望退職の募集を発表しています。
(1)社外で自らの力を発揮することを希望する社員への支援、
(2)変革を推進する人材の適所適材への採用と登用、
(3)グローバル・メドテック(医療技術)カンパニーにふさわしい収益性の達成
──などを目的に挙げています。
希望退職は、オリンパスとその国内グループ会社で2月1~19日に、40歳以上かつ勤続3年以上(3月末時点)の正社員に対し募集していました。応募者には通常の退職金に加え、特別支援金を支給。さらに希望者には再就職支援を行うそうです。
そのため、一人当たりの特別支援金は、単純計算ですが、1,400万円になると推察されます。
計画より100名ほど下回るという結果をバリューアクトキャピタルマネジメントからの取締役がどう捉えるのでしょうか?
厳しい追加判断があるのでしょうか?他社の経営陣もオリンパスで募集人員を100名下回った結果に対して、企業改革を断行しているオリンパス経営陣がどのように反応するかに注目しているはずです。
物言う株主と言われるバリューアクトキャピタルマネジメントの取締役が計画にシビアなのか?そうでもないのか?なども今後の気になる注目点です。いずれにしてもオリンパスの社員の皆様は頑張って乗り越えていただきたいと思います。

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