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2020年~ 早期希望退職者制度リストラの嵐

早期退職
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本日のマーケット

  11月19日(木)前日終値増減
日経平均25,634.3425,728.14-93.80
為替円/ドル104.01103.830.18
NYダウドル29,438.4229,783.35-344.93

 今日の東京株式市場は続落。TOPIXはプラス。値下がり銘柄数は1,238で56%が下落。前日のダウの動きと新型コロナ感染急拡大の影響で下げましたが、下げ渋った形で終了。引き戻せるかは明日の動きがポイントとなります。

リストラの標的は「中高年」

 若年層や女性の貧困が注目されているが、中高年もどんどん貧困に落ちている。リストラの標的となり、再就職も困難です。

 大手上場企業がリストラを急いでいるそうです。
 コロナの猛威が吹き荒れている、更に2019年10月の消費税率アップも企業業績にとってはダブルダメージ。2020年になって、ほぼすべての企業が減収減益に見舞われており(出張費や交際費は大幅に減らしているのだが)、苦しまぎれに社員を放出しているのです。企業は停滞するビジネス環境に不安を覚えて内部留保に走り、株主にも突き上げられて利益確保のためにリストラせざるを得ない状況になっています。

 企業も生き残らなければならない。必然的に「要らない中高年」が切り捨てられます。
2020年、エーザイ、キリン、アルペン、カシオ、協和発酵キリン、コカ・コーラ、富士通が45歳以上で希望退職者を募っています。この45歳というのはバブル崩壊後の就職氷河期にあたる世代で、この世代の方たちからみると狙い撃ちされた気分でしょう。45歳以上の高給取りをやめさせて、若くて低賃金の方を雇う、そんなことしたら誰も消費しなくなるのでしょうね、デフレから脱却できるように思えないです。このように内需に期待できないので日本国内市場はあきらめて、今後、外需の取り込みに真剣に舵を切っていくことをビジネスの視点としては持っておくことをお薦めします。

会社は容赦なくクビを切る。

 希望退職というのは、「退職金を上積みするから辞めてね」という日本流のリストラですね。重要なポジションにあぶれた中高年は急激に組織の「お荷物」になります。大企業の間接部門はITやAIなどの導入で人余りになってきているし、特に50代で役職がない人間が、最も組織の邪魔になりますね。
 そして中高年のほとんどは再就職が困難で、たとえ就職できたとしても低賃金の仕事を余儀なくされます。それは、やはり体力的にも長く勤められるかどうかも怪しいし、命令もしにくいということがあるそうです。新しく物事に取り組むにも柔軟性にも欠けている、そして中高年のスキルは時代遅れになっていることが多いと言います。雇う側も、若者であれば新しい技術にも対応でき体力もあって従順で使いやすいが、自分よりも年配の新人は心情的にもとても使いにくい。必然的に中高年の採用は避けるようになるのも当然ですね。

 そのため、ターゲットとされた中高年はいくら数百万円を上乗せされても、早期退職は自分の首を絞めるものであることを知っているので、どんなに会社が傾いても必死で会社にしがみつく(“働かないおじさん“が生産されていく)のです。

 しがみつくのはプライドが許さないとして起業を選ぶ方もおられるでしょう。起業は「大きな賭け」です。果敢にチャレンジする意気はよいが体力気力が若いころと比べると劣るので、一般的には90%が失敗すると言われている世界であります。
 それで、その起業を「大きな賭け」としないためにも、今から時間とサラリーマンの特典を使って十分に事前準備に取り組み失敗の確率を限りなくゼロに近づけるのが良いかと思います。そして、起業を必ず成功させて第二の人生を愉しみましょう。


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