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「クソ野郎」上司を回避する働かないおじさん

人生楽しまないと!
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本日のマーケット

  8月 3日(火)前日終値増減
日経平均27,641.8327,781.02-139.19
為替円/ドル109.17109.28-0.11
NYダウドル34,838.1634,935.47-97.31

今日の東京株式市場は、反落でした。先週金曜日下げた分を昨日取り戻しましたが、本日下げました。中国のマーケットの動きを気にしているようです。ハンセン、上海とも下げています。更にコロナ感染拡大を懸念する動きというのは変わっていないようです。

職場にたくさんいる「礼節のないクソ野郎」上司を排除したい

 ある学者様の猿の集団行動に関する研究で、暴力的なリーダーがいる集団では、その強いオスたちが比較的おとなしいオスやメスに対して暴力を頻繁にふるうことがあるそうです。それに対し、その暴力的なオスを排除すると群れからは暴力がなくなり平穏となり、メスたちのストレス(ホルモンチェック)も激減したそうです。

 人間の集団も同じとのことで、平均的な離職率は5%なのに対して、職場に「礼節のないクソ野郎」がいた場合、いじめ被害者の離職率は25%、目撃者の離職率も20%まで跳ね上がったそうです。
 また、より平等な(収入格差の小さい)集団の方が、業績や製品の質が高く、研究成果が向上し、野球チームの勝率が上がるなど、多くのメリットを生むことが研究で明らかになっていることもわかっているそうです。

 一方、職場には「社交下手な人や、空気を読むのが苦手で――悪気がないのに――クソ野郎を演じてしまう」ひとたちがいることも注意したいです。このひとたちはたんなる変わり者で、きわめて有能な社員であることも多いが、意図せずに他人の感情を害してしまいます。こうしたひとたちは上手に活用すべきで、「クソ野郎」と決めつけてはいけないですね。

伝染する礼節のない「クソ野郎」

 職場に「クソ野郎」がいることの問題は、パフォーマンスが落ちるだけではなく伝染もします。

 聞きなれない言葉ですが、ソーシャルコピーイング(社会的模倣)と呼ばれる行動があって、周囲の真似をすることは社会的な動物であるヒトの本性なのだそうです。
 ある研究では、「超攻撃的で意地の悪い典型的ないじめっ子タイプ」のリーダーが率いる集団に加わってしまうと、たとえどれほど思いやり深いひとであっても、「一時的にボス犬のコピーのようになってしまう」とされたとのことです。別の実験でも、卑劣な上司の下で働いている者は、同じく卑劣漢になる確率が高いことがわかったそうです。
 「こうした礼節のない倫理観の欠如は病原菌のように広まる」のだと思います。

 2009年、スウェーデンでのとある研究では、悪い上司(無能なクソ野郎)の下で働く従業員は、いい上司を持つ従業員に比べて心臓発作を起こす確率が20~40%も高いといった結果もあったそうです。「クソ野郎」は経済的な問題である以上に、健康・生命の問題につながるのです。

「礼節のないクソ野郎」には関わらないこと!

 だとしたら、「クソ野郎」を回避するにはどうすればいいのでしょうか? この切実な問いに対しては、「バカどもの仲間になることなかれ」と「立ち去れ――それが無理ならなるべく遠くへ」というシンプルな解決策が提示されています。

 もちろん、これができないからこそ誰もが苦しんでいるのだろう。そんなときはリフレーミング(考え方を変える)して、「自分を責めない」「最善を望み、最悪を覚悟する」とマインドセットを変え、「感情を麻痺させる」のだといいいます。下記で紹介している「Think Civirity(礼節の科学)」という書籍も参考になると思います。

 困惑してしまうのは、労働者の3人に1人が他者からいじめを受けていると答えた一方で、いじめの加害者になったことがあると報告したのはわずか0.05%(2000人に1人)だったことだ。この大きな落差に、いじめやパワハラの解決の難しさが象徴されていますね。

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