酒類販売管理者研修は、酒類販売業者が必要とされる法的な知識や技能を身につけ、酒類販売業務を適切に行うための資格取得のための研修です。ウイスキーを扱ううえで基本的なお酒販売の知識は必要かと考えて受講してきました。地元の小売酒販組合に問い合わせしたところ、受講日と受講料を教えてくれました。受講料は7,000円です。
研修の当日会場に行ってみると、かなり広い会場で、参加者は46名、そのほとんどが小売店から業務上必要なために受講にきた販売員のようで、私のように個人で受講している方はいませんでした。セミナーの開始にあたり、酒販組合の理事長から挨拶があり、続けて税務署の職員と警察署児童福祉青年課のお巡りさんから挨拶がありました。税務署の方はもちろん「税金をちゃんと納めてね」で、お巡りさんは「20歳未満にはお酒を提供しないでね」がお話の中心でした。
販売管理者研修の内容は、前半部分がテキストによる講義、後半は動画の視聴で、約3時間程度で終了しました。以下に、酒類販売管理者研修の主な内容をまとめてみました。
- 酒類に関する法律の理解
酒類販売管理者研修では、酒税法や酒類業法など、酒類に関する法律について学びます。これらの法律を理解することで、酒類の取り扱いや販売に関する法的な義務や制限を遵守し、適切な酒類販売業務を行うことができます。
- 酒類の種類や特性の理解
酒類販売管理者研修では、酒類の種類や特性について学びます。ビール、ワイン、日本酒、焼酎、ウイスキーなどの酒類について、原材料、製造方法、特性、品質管理などの知識を身につけます。これによって、適切な酒類の取り扱いや販売、提供方法を理解し、顧客に対して正確な情報を提供することができます。
- アルコール依存症の理解と対応
酒類販売管理者研修では、アルコール依存症について学びます。アルコール依存症に陥りやすい人の特徴や、アルコール依存症を発症した人に対する対応方法、アルコール依存症の予防について学ぶことができます。これによって、顧客に適切なアドバイスを提供し、健康的な飲酒環境を作ることができます。
- 飲食店や酒販店の経営についての知識
酒類販売管理者研修では、飲食店や酒販店の経営についての知識も身につけます。店舗運営、在庫管理、販売促進、マーケティングなど、ビジネスとしての酒類販売に必要な知識を学ぶことができます。これによって、酒類販売業務の運営や経営に関する知識を身につけ、酒類販売業務の効率的な運営や経営に役立てることができます。
- 酒類販売業務におけるマナーとコミュニケーション能力
酒類販売管理者研修では、酒類販売業務におけるマナーやコミュニケーション能力の向上も目的とされます。顧客への接客、酒類の提供方法、トラブル対応、クレーム処理などについて学び、適切なマナーとコミュニケーション能力を身につけることができます。
- 酒類販売業務における衛生管理
酒類販売管理者研修では、酒類販売業務における衛生管理についても学びます。飲食店や酒販店での食品衛生管理や清潔管理、調理場の設備や備品の管理、洗浄・消毒方法などについて学ぶことができます。これによって、顧客に安心して飲食物を提供することができ、健康的な飲酒環境を作ることができます。
以上のように、酒類販売管理者研修は、酒類販売業務に必要な法的知識や技能、酒類の知識、アルコール依存症の理解、経営に関する知識、マナーとコミュニケーション能力、衛生管理など、幅広い内容を網羅しています。この研修を受講することで、酒類販売業務において適切かつ安全なサービスを提供することができ、お客様から信頼される酒類販売業者としてのスキルを身につけることができます。
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