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「損切り貧乏」の働かない冴えないおじさんの投資テク3選

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本日のマーケット

  6月 28日(月)前日終値増減
日経平均29,048.0229,066.18-18.16
為替円/ドル110.92110.770.15

 今日の東京株式市場は、日経平均3日ぶりに小反落となりました。66%の銘柄が上昇したものの、半導体やエーザイなど寄与度の高い銘柄が下がり、その影響を受けたようです。

「損きり貧乏」を回避する投資のテクニック3選

 「損きり貧乏」とは、損失が大きくなる前に小さい損失で保有株を売却する「損切り」が積み重なった結果、損失が膨らんでしまうという状況を指します。このことをもって、損切りに対して否定的な考え方を持つ方も多いようですが、私は損切り肯定派です。というより、株式投資で大失敗しないためには、損切りは必須と考えています。先日も「少額投資から10年以内の短期間で資産1億円を目指す」という記事を紹介させていただきましたが、その中にも「損切り」はルールとして盛り込むことが提案されています。

投資テクニックその1:上昇局面以外で手を出してしまう

 とはいうものの、確かに「損切り貧乏」に陥ってしまうケースは少なくありません。原因の一つとして挙げられるのがマーケットの環境です。大部分の銘柄が上昇している全面高のときは、損切り貧乏には、まずならないはずです。買った株が次から次へと上昇していくからです。ところが、株価上昇局面が終わり、下落局面に突入すると、損切りが増えてきます。これも当然の話で、下げ相場で株を買っても株価が下がってしまうので、結局は損切りになってしまいます。
 したがって、株価が下がっている途中の下降トレンド銘柄に安易に手出ししないことが回避策の一つになります。月足の株価チャートがとがった山のような形になっていて、株価が天井をつけた可能性が高いと思われる銘柄への買いも控えておくほうが無難です。
 また、株価のトレンドが明確に出ておらず、横ばいの動きが続いている状況も同様に、損切り貧乏に陥りやすくなります。上昇トレンドになったと思って買ったのに、すぐ株価が伸び悩んで下落に転じ、下降トレンドになって損切り…ということが何度も続いてしまうからです。これを完全に回避するのは難しいのですが、少なくとも現時点で明確なトレンドが出ておらず、横ばいの動きとなっている銘柄への買いを控えるだけでも防止効果はあります。

投資テクニックその2:損きりルールを明確にしていない

 次に、損きりのルールが設定が適切でない、もしくはルールを持たないことです。ルールがないと、マーケットの動きにほんろうされてしまい、株価が大きく下落したときに半ばパニック気味に持ち株を売却してしまいます。本来なら株価が大きく下がる前に損切りをすべきなのに、株価が大きく下がってから損切りをすれば、損切り貧乏になってしまうのは当たり前です。
 よく言われる話として、「購入価格から10%値下がりしたら損切り」や「マイナス1%で損切り」とか「25日移動平均線を下回ったら損切り」などと決めていらっしゃる方がいるようですが、どちらも両極端のような気がします。バランスの取れた基準の一つとして「25日移動平均線からのマイナス乖離が2%程度」で損切りすることが提案されています。いずれにしろ、自分で経験を元にしっくりくる基準を決める必要がありそうです。

投資テクニックその3:塩漬けばかりにしてしまっている

 損切りが続く時期もある一方、マーケット環境が好転すれば大きな利益を得ることができるため、トータルすれば十分なプラスが期待できることを長年の投資経験を持つひとであれば知っています。だから損切りが続いても我慢できます。

 しかし、株式投資を始めたタイミングが下落相場だったり、横ばいのトレンドだったりすると、いきなり損切りの連続…ということも考えられます。そんな時に確認していただきたいのが、「もし損切りせず、持ち続けていたらどうなっていたか」ということです。
 損切りした結果5%のマイナス、でも損切りせずに持ち続けていたらマイナス20%の含み損…というのであれば、損切りをした結果、マイナスを小さく抑えられたことになります。マイナス20%をマイナス5%で抑えられたのなら、これは差し引きプラス15%と同じ効果を得ているのです。

 しかし、損切り貧乏になるからといって、適時に損切りを実行しないと、損失がさらに膨らみ「塩漬け貧乏」になってしまうのです。

 更に、損切りした後にその株の株価が上昇しても買い直しをしない方が多いですが、それも損切り貧乏の原因の一つになります。一時的な下落で損切りとなってしまっても、その後株価が切り返して大きな上昇につながるケースも多々あるからです。したがって、損切りした銘柄については、損切り後も日々株価チャートをウオッチして、反転上昇に転じたときに買い直しをする視点を持つのが重要です。

 損切り貧乏を恐れて損切りしない、というのは本末転倒です。まずは「塩漬け貧乏」になる原因を知り、それをできるだけ回避する方法を知った上で、適切なタイミングで損切りをしていくことが肝要です。

投資する人の8割が失敗するとも言われていますので、自己責任で。↓↓↓↓↓

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