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55歳のサラリーマン、退職後は年金だけで安心?

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本日のマーケット

  5月 24日(月)前日終値増減
日経平均28,364.6128,317.8346.78
為替円/ドル108.92108.890.03

 今日の東京株式市場は、3日続伸となりました。ビットコイン価格が急落という報を受け、マイナス水準で始まりましたが、結果として46円高で終わりました。東京大阪で大規模ワクチン接種が開始されたこともあり、全体としては経済活動再開への期待が心理的な支えになったようです。

1989年大卒新卒者だった「55歳会社員」の退職後は?

 日本が元気だった頃、そう、1989年1月4日の日経平均は30,243円で始まり、12月29日に38,915円と最高値を更新したバブルの絶頂期でした。

 厚生労働省『賃金構造基本統計調査』によると、当時の「大学新卒者の初任給」は平均16万900円。また国税庁『民間給与実態統計調査』によると、「会社員(1年勤続者)の平均年収」は402万4000円で、更に男性に限定すると、492万8000円とのことでした。

 2015年を100とした際の「消費者物価指数」は88.5ですので、現在の価値に置き換えると、「初任給」は18万1808円、「会社員の平均年収」は454万6892円、「男性会社員に限った平均年収」は556万8361円となる計算です。

 2015年の「大卒平均初任給」は20万5900円、「会社員の平均年収」は420万4000円、「男性会社員に限った平均年収」は520万5000円ですから、大卒初任給の水準は30年あまりでやや上昇しましたが、会社員の年収の水準は下落傾向にあったといる計算結果です。

 厚生労働『令和2年賃金構造基本統計調査』によると、「55~59歳大卒男性」の平均年収は835万6000円。「50~54歳」で会社員としての年収のピークを迎え、その勢いを維持しているころだといえます。

年齢平均年収
「20~24歳」334万2100円
「25~29歳」440万4900円
「30~34歳」523万4900円
「35~39歳」610万3500円
「40~44歳」687万6100円
「45~49歳」758万6300円
「50~54歳」869万0100円
「55~59歳」835万6000円
「60~64歳」569万2200円
「65~69歳」490万5100円
「70歳~」483万8300円

 

 60歳で定年を迎えて、悠々自適な生活を送るか。それとも、再雇用などで働き続けるのか。人それぞれでしょうが、現在55歳とすると、残り10年で年金を受け取るようになりますね。

年金だけで安心できるの?

 では、どれほどの年金を手にすることができるのか、平均的な給与を手にしてきた前提で計算すると、老齢基礎年金が78万1700円、老齢厚生年金は142万7500円です。これは、月額18万4100円、年額220万9200円程度になります。

 総務省『令和2年家計調査』によると、65歳以上男性単身世帯の平均消費支出は13万6923円とのことなので、年金だけでも十分に生活していける水準です。もちろん、家族構成によって家計の状況は変わりますし、どのようなキャリアを歩み収入を得てきたいのかによって、手にする年金額も変わります。一概に「老後は年金だけで大丈夫」ということはできませんが、バブルを経験し、元気だったころの日本を知っている現在55歳は、「年金だけで老後は安心」といえる人が多いと言えるかもしれません。なんともうらやましい世代だとみられっちゃってますかね?

 でもなぜこんなにも不安を感じるのでしょうか?それは、知らないからだと言います。自分の必要な支出を把握できていない、年金の正確な手取り額を知らない、そんなことが原因だと言われているそうです。

 支出は、マネーフォーワードというアプリを使えば、簡単に把握できると思います。また、年金の手取り額は、下記の記事で自動計算する方法を紹介しています。

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