本日のマーケット
9月 7日(火) | 前日終値 | 増減 | ||
日経平均 | 円 | 29,916.14 | 29,659.89 | 256.25 |
為替 | 円/ドル | 109.96 | 109.83 | 0.13 |
今日の東京株式市場は、7日続伸となりました。売買代金も3億4千万円となる大商いでした。前場は一時30,000円台をつけましたが、後場は連休明けの米国市場を待つ形で大きな動きはなく高値圏を推移しました。
「FIRE」で破産しないための資産管理と取り崩し方法
もし「FIRE(経済的自立をもって早期退職すること)するとしたら、どんな資産管理・運用を行うべきか、イメージできるでしょうか。まずは「何歳までにいくら貯めて、その後どんな資産管理を行うか」について、あらかじめシミュレーションすることがとても重要です。
その1:FIRE後の資産は取り崩し日を念頭に、三つに分けて管理
この方法の一番の特徴は、FIRE後の資産から一定額を取り崩すことを前提としていることです。
長いFIRE生活の中で、取り崩す部分の資産をいつ取り崩すのか、つまり、その取り崩し予定日に合わせた資産管理が重要となります。取り崩し分の資金は、すぐに現金化できない運用には回さず、預金にしておかなければなりません。
取り崩し予定日を次の「3年未満」「3年以上10年未満」「10年以上」の三つに大きく分類して資産を分け、メリハリをつけた運用を実行することをオススメしています。
その2:三つの資産分類でポートフォリオを組む
それでは、三つの資産分類の役割と運用のポイントをご説明します。
3年未満:預金
流動性を確保し、取り崩しを行うメインの箱として、毎月一定額を引き出していきます。
3年以上10年未満:安定的な資産クラス
急な下り坂など、厳しい相場が長く続いた場合にも取り崩しに向け、スムーズな対応ができるように考慮する必要があります。
運用対象は、高格付け債券や、リスクコントロール型のバランスファンドがおすすめです。
具体的に選ぶポイントとしては、レバレッジ型でないもの、リスクがなるべく限定的なものを観点に選ぶのが良いです。債券を含めて選択肢が多いため、できる限りプロのアドバイスを受けて銘柄選択を行うことをお勧めします。
10年以上:積極的な資産クラス
リターンの稼ぎ頭となります。リスク分散のために、グローバル株式ファンド中心の運用がおすすめです。しかし、レバレッジ型は短期でリターンを狙うものが多いのでリスクが高く、長期投資には向いていないのでおすすめできません。
また、時間の経過とともに資産全体のリスク度を下げるため、前述の安定的な資産クラスとリバランスする必要があります。
具体的に選ぶポイントとしては、レバレッジ型でないもの、長期間で見たシャープレシオが大きいものを観点にするのが良いと思います。
その3:FIRE後の早い時期は積極的な資産クラスを多めに
では、FIRE生活で資産額が減っていく中で、具体的に運用に回すことができる資産はどれくらいになるのでしょうか。
FIREスタート時の資産3,000万円で、毎月10万円の取り崩しをする場合を例に紹介します。まず、3年未満に取り崩しする資金枠として、預金額は360万円で固定し、資産残高に対する運用比率の推移を確認してみましょう。
貯金額360万(取り崩しする資金)として場合の運用比率は、次の通りとなります。
運用金額3,000万円の場合 ⇒ 88%を運用に回せる。
運用金額2,000万円の場合 ⇒ 82%を運用に回せる。
運用金額1,000万円の場合 ⇒ 64%を運用に回せる。
この推移を見ると、資産残高に対する運用比率が減少していき、積極的な運用比率は年々減らしていく必要があります。つまり、とれるリスクが年々少なくなってくるのです。 この対策として、毎年同じ目標リターンを追わず、FIRE後の早い段階では積極的な資産クラスを多めに保有して期待リターンを稼ぎ、取り崩し予定日に合わせて段階的に安定的な資産クラスにシフトする管理をするのが良いそうです。
その4:晩年はシンプルな運用を心がける
管理する自身の脳機能が高齢化することも頭に入れておく必要があります。晩年はシンプルな運用以外は難しくなることを想定しておくのがいと思います。
たとえばターゲットイヤー型のファンドのように、一定期間ごとのリバランスが必要といった複雑な管理を個人が行うのはかなり難易度が高いため、できるかぎり余裕をもった運用を心がけましょう。
単純に4%ルールで取り崩すという方法がシンプルでよいかもしれません↓↓↓↓↓↓
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