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フリーランスはフリーターと同様ブームで終わるか?

働かないおじさん
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本日のマーケット

  9月 24日(水)前日終値増減
日経平均30,248.8129,639.40609.41
為替円/ドル110.53110.300.23
NYダウドル34,764.8234,258.32506.50

 今日の東京株式市場は、日経平均600円超の上げとなり、96%の銘柄が上昇し全面高の展開でした。米国のFOMCの結果も想定通りで無難に通過しており、また、中国の恒大集団の利払いも行われたとの情報もあり、東京市場はリスクオンとなったようです。売買代金も3兆5千億円超と膨らんでいます。

今のフリーランスは、フリーターブームと同じ?

1990年代前半の昭和のバブル期に、フリーターブームがありました。会社を辞めて自由になり、組織に縛られない生活に憧れる若者がたくさんいたのです。しかし、その後雇用環境は激変し、スキルを持たないフリーターの人たちは非正規労働者と呼ばれるようになり、生活環境は悪化してしまいました。

 今のフリーランスは、フリーターと重なってみえる部分も見えてきます。雇用環境が激変しフリーターブームが終わったように、金融マーケットの投資環境が冷えて激変すれば、フリーランスをベースとしたFIREブームも終焉するのでしょうか?

 しかし、このフリーランスがフリーターとは同じ末路をたどらない理由を3つ見つけましたのでご紹介したいと思います。

その①:今はSNSの時代である。

 SNSが世界に与えた影響は大きく、生活スタイルが一変しました。フリーランスや個人事業主にとって、一番大変なのは営業です。いくら腕が良くても、自分の存在を知ってもらえなければ仕事に繋がりません。今の時代は、SNSを上手に利用すれば「SNSが自分専用の営業マン」として活躍してくれます。ほとんどコストをかけずに利用できるので、積極的に活用していけばバブル期のフリーターとは違った世界が見えてくるはずです。

その②:資産運用の環境が整備されている。

 個人が気軽にネット証券を利用できる環境になったのは、1990年前半のバブル崩壊後からです。フリーターの人気があったバブル期は、現在のネット証券のような格安の手数料で、S&P500や全世界株式などの外国株式に投資することはできませんでした。再現性の高い方法で、お金や時間を生み出す投資手法をとれるようになったのはほんの最近の話です。
 資産と自由な時間を増やしていく「増やす力」は人生を豊かにするために必要不可欠ですね。フリーランスの働き方は確かに不安定かもしれませんが、未来に向けた資産形成、特に投資環境の難易度は格段に下がっています。

その③:社会構造の変化

 年功序列だった日本企業が、ジョブ型雇用に舵を切りつつあります。これは年齢ではなく、仕事の内容や専門性で人材を評価する仕組みです。更に政府がフリーランス保護をすすめようとしています。理不尽な扱いをフリーランス(小規模事業者)にした場合、独占禁止法を適用して企業にペナルティを与えるなどフリーランスを守る仕組みが整備されてきています。
 また、 企業と個人・個人と個人を繋ぐマッチングサービスも次々に誕生しており。ビジネスモデルの短命化と人間の長寿化により、 長い人生の中で、何度もキャリアを変えることが当たり前な時代になってきています。

 以上のように、しっかり社会の変化の流れに乗り、きちんと知識武装をすれば、フリーランスがフリーターと同じ末路を迎えるようなことは防げると思います。

 したがって、我々働かないおじさんも、リストラの確定対象になる前にしっかり準備して、いつでも独立できるように選択肢を確保する準備を始めましょう。準備のための行動はノーリスクです。

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