本日のマーケット
11月25日(水) | 前日終値 | 増減 | ||
日経平均 | 円 | 26,296.86 | 26,165.59 | 131.27 |
為替 | 円/ドル | 104.4 | 104.43 | -0.03 |
NYダウ | ドル | 30,046.24 | 29,591.27 | 454.97 |
今日の東京株式市場は、大幅続伸となった。9:06に540円高、26,700円台まで瞬間タッチした。大幅高の背景は、ダウが初の3万ドル超えが影響したとみている。出来高は3兆円超え。6割以上の銘柄が値下がりしたが、3割強の大型株が上昇。空運、海運株が伸びた。ハイテク関連も上場来高値を更新しているものも多い。
働かないおじさん、大量発生
少子高齢化による労働不足が叫ばれているが、その人材不足を解消する方法の一つが「働かないおじさんの活用」である。しかし、多くの企業が「定年年齢の見直し」や「再雇用」といった小手先の「定年延長」に取り組んでいるが、その活用次第では、逆に企業経営に悪影響を及ぼしかねないことも懸念される。
日本企業の多くは、旧時代の人事制度でこの社会環境変化に順応できる人材を確保できていないが、日本企業にとってこのおじさんの定年延長、そしてその人材活用は重要な課題となってきている。しかし、小手先の定年延長で乗り切ろうとすると、企業経営に悪影響を与える可能性がある。その背景としては次の通りである。
・人材不足には経験豊富なおじさんの活用が不可欠であること
・給料を大幅に減額されモチベーションを失ったおじさんが急増していること
・人生100年時代を見据えたおじさん雇用が国の施策になる見込みであること
・バブル入社組のおじさんがそろそろ60歳に到達すること
「おじさん」と言ってもピンキリ、長年その道に携わり結果を残してレジェンドとなった尊敬されているおじさんもいるが、通常のおじさんは、同僚たちから煙たがられる存在になってしまうことが多い。そんな「働かないおじさん」は次の3つのパターンに分類できる。
1)迷惑なおじさん:時間泥棒と呼ばれるもので、PCやシステムが苦手で多くの場合、その操作方法を何度も同僚に聞き、周囲の時間を奪います。更に耳が遠くなってきているので声も大きいことが多く、周りの人たちの集中力を阻害し、更に開き直る無責任タイプも現れることもある。
2)勘違いしているおじさん:自分の過去の武勇伝を語り、その成功体験に固執するおじさんで、先輩面して上から目線の態度で、最悪の場合、元部下の現在の上司を陰で批判するような言動をすることがある。更に給料が下がったことに文句を言い、給料分の仕事しかしないと言いながら、給料分の仕事もできていないというおじさんだ。
3)無気力おじさん:その仕事をするのに必要な知識や能力が足りない、知識があっても引き出せないなどの特徴を持つ。更に本人に熟練した知識や能力があるにもかかわらず、それを言葉に表現できない、表現しようとしないおじさんだ。このおじさんはよく自分のパソコンでネットサーフィンして時間をつぶしてる。
これら「働かない残念なおじさん」が輩出されるのは、給与体系と評価基準がしっかり整備できていないことが原因の一つであると考えられる。とはいっても働かないおじさんも若いころは輝いていたのである。
働かないおじさんのレッテルを貼られる前にしっかり時代の進歩に合わせて教育することと、これらおじさんに対する人事制度も充実させて活用をする方法を模索・確立していくべきだと思う。
そのひとつの具体的方策が、「個人事業主への転身、そしてその支援制度」だ。自らの足で自立できるよう時間をかけて教育訓練をして企業とおじさんのwinwinを目指す。今後、そんな仕組みを対策の一つとして企業が取り入れること、社会が受け入れることに期待したい。
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