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早期退職 50代で資産運用「1000万円」

早期退職
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意外と早く貯まると感じるかも?

 60歳の時点で金融資産が、退職金と合わせて、2000万円を超えていたら、老後の生活はかなり安泰ですよね。2000万円問題と言われて久しいですが、「1000万円」あれば、目に見えて、お金が働いてくれます。

 ただしご存じのように、いまは預貯金金利がほぼ0%という金利情勢ですから、お金に働いていただいてもらうには、我々の親世代の成功体験の預貯金では難しいですね。もちろん、株式投資やFXで稼ぐという手もあるのですが、この手の投資は大きなリターンが得られる反面、大きな損失を被る恐れもあります。投資経験が少ない、もしくは全くないという人が多いと思いますので、あえてこの手の運用はお勧めしません。それはリスク許容度が低いと言われているからです。1000万円クラスの資産運用をしていると日々の値動きで毎月の給料分くらいの上下をすることがありますので、預貯金のようなリスクゼロ資産しか扱ってきてない方にとっては、上がった場合はよいですが、下がった場合は耐えられない日々を送ることになり、耐えきれず誤ったタイミングで売ってしまうことになると言われます。

 50歳からの10年間、多少のリスクはあっても資産を増やしたいと考えるなら、投資信託を活用するのが良いと思います。年利3%としても、年間30万円あれば、光熱費は賄ってくれます。5%で運用できれば携帯通信料も賄えます。

 私の元上司で役員になった方が「子供が卒業したら、お金が貯まるようになった、5000万円貯まったよ」と話していました。「役員になるくらいだから給料が良いのでしょう!」とその時は思いましたが、実際に元上司と同じ歳(役員にはもちろんなっておりません)ですが、貯蓄額の増加額が若いころと比べて早まったように思えます。ひとつは、子供の学費の支出が減ったこと(なくなっていません)とやはり生命保険料、携帯電話代などの固定費を見直したことが大きいように思えます。

「つみたてNISA」「iDeCo」の非課税口座を利用する

 もう1つ、50歳からの資産運用で活用したいのが、非課税口座の利用です。「つみたてNISA」や「iDeCo」など、いずれも運用で得られた利益に対して課税されません。

 つみたてNISAは2037年までの時限的措置ですが、毎年40万円を上限に積み立てた資金から得られる運用収益が非課税になります。夫婦2人で各々、つみたてNISAの口座を開設できるので、年間80万円の非課税口座が認められています。10年間の積立で、合計800万円が非課税運用できるのです。

 それとともに、iDeCoという個人型確定拠出年金を利用すると、企業型確定拠出年金がない企業に勤務する第2号被保険者(会社員)の場合、月2万3000円を上限に拠出した掛金の全額が所得控除になり、さらに運用収益も非課税です。

 また、iDeCoは第3号被保険者(専業主婦)も加入でき、その拠出額の上限は2万3000円です。

 つみたてNISAにiDeCoも合わせると、夫婦2人で満額積み立てた場合、合計で毎年135万2000円が非課税で積み立てられます。これを10年間続ければ、合計で1352万円の金融資産を築くことができます

 しかも、この金額はあくまでも元本ベースです。毎月2人でつみたてNISAに6万6000円、iDeCoで4万6000円の合計11万2000円を、年4%で運用できた場合、10年後の額は1649万1978円になります。これだけの金融資産があれば、お金の不安は少なくなりますよね。また、資産運用していく過程でマネーリテラシーもついてきますので、浪費している部分の見直しも行われて、普段の生活にも余裕がでてくると言われています。

 全く金融資産を保有していないという人は、「いまさら始めても遅いし」などとあきらめムードに陥りがちですが、何事も始めるに遅いことはありません、今日が一番若い日です。貯蓄も全くのゼロよりは、100万円でも200万円でもあれば、何かのとき、必ず役に立ちます。

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