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働かない”妖精”おじさんは「幸福度」が最低。

働かないおじさん
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本日のマーケット

  10月 27日(水)前日終値増減
日経平均29,098.2429,106.01-7.77
為替円/ドル113.70114.14-0.44
NYダウドル35,756.8835,741.1515.73

 今日の東京株式市場は小反落となりました。一時200円超下落しましたが、後場にかけて戻していますので底堅い動きと言えそうです。先日の500円高の反動とニューヨーク、香港が弱かったのでその影響を一時受けたようです。

50代のおじさんの幸福度が最下位

 博報堂生活総合研究所「生活定点」の調査のデータから、50代男性は“幸福度が低い”ことが分かりました。1992年から2年おきに年代別に調査している結果が以下のグラフです。

 40代、60代と比べ50代の幸福感の意識が低い結果となっています。20代、30代はもっと高い推移をしていますので、50代が全年代を通じて「幸福感」意識が最低です。

 40代はちょうど就職氷河期時代に世代ですので、その世代より幸福感が低いというのはどういうことでしょうか?50代は逆にバブル入社組と言われた世代が中心になっていますので、その頃のギャップで幸福感が低く感じてしまうのでしょうか?しかし、過去から総じて50代の幸福感は他の世代と比べ低く推移しているので、やはり「定年前のブルー」と呼ばれる「こころの定年」があるようです。

この「こころの定年」には3つの特徴があります。
 ひとつは「成長している実感が得られない」ことです。新しいチャレンジはほぼなく定例業務ばかりしているからそう感じる部分があるのだと思います。
 二つ目は「誰の役に立っているのかが分からない」つまり承認欲求が満たされていないですね。若者の頃は上司や先輩から叱咤激励されハードルの高い仕事も頑張ってやり切って達成感などを感じていましたが、現在の業務では右から左のしごとばかりで、達成感でアドレナリンが出ることはなくなってしまったようです。
 そして三つ目は「このまま時間が過ぎてしまっていいのだろうか」と感じる瞬間があるのです。周りから期待もされない、特に声もかけられない、自分のペースで仕事ができますが無性にむなしく不安に駆られる時があります。

 上記3点とも若かった頃(禁句ですね)は、考えもしなかった心持ちです。

「こころの定年」を乗り越える!副業がお薦め。

 この「こころの定年」を乗り越えるには、”もう一人の自分”を持つことが極めて有効です。この「こころの定年」がなぜ生じるかというと、様々な選択肢や評価基準が、サラリーマンとしてやってきた一つの基準しかないからだと考えられています。

 「定年退職後の燃え尽き症候群」というのはご存じと思いますが、その対策として「定年前から趣味を持て」とよく言われますが、上記の解決策の一つでもあるのです。
 ただし、コツコツ真面目に働いてきた妖精おじさんの中には、仕事が趣味だという方もいらっしゃいますよね。そういう方はもう一つの自分の選択肢や価値観を持つために副業にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?いわゆる個人版の”働き方改革”です。やっていて時間を忘れるくらい熱中できるものが良いですね。そういったものはストレスフリーですし、疲れも感じにくいと思います。
 それも、退職してから始めるのではなく、仕事をしている今こそ、そして会社員という時間制約がある今こそが始めるのに最適ではないかと感じます。退職後のように時間が無尽蔵にあると自分で納期を決めたとしてもどんどん伸ばしてしまいますし、時間制限のある中で行うビジネスのほうが楽しいと思います。そしてその副業でたとえ1円でも稼げたとすると、それがモチベーションとなります。そうすれば後はサラリーマン時代に培った業務遂行スキルを活かして更なる収入増につなげることができると思います。
 自分で労力をかけた分がすべて自分の収入になるのです、これこそアドレナリンが噴出してきますよね。

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