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早期退職した「管理職」を襲う「居場所がない」という大問題

早期退職
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本日のマーケット

  7月 12日(月)前日終値増減
日経平均28,569.0227,940.42628.60
為替円/ドル110.20110.140.06
NYダウドル34,870.1634,421.93448.23

 今日の東京株式市場は、4日ぶりの大幅反発となりました。91%の銘柄が上昇。ニューヨーク市場が揃って過去最高で切り返したことと、先週金曜日にETF配当金の売りが終わったことによるものと推定されます。また、データから見ると海外勢の買戻しが多かったようです。

ハイペースの「早期・希望」退職募集

 これまで会社一筋に真面目に働いてきた50代サラリーマンに、いま大きな転機が訪れています。「早期・希望退職」募集の対象となる人が増えているからです。東京商工リサーチの調査によると、上場企業の「早期・希望退職」募集人数は6月時点で1万人を超えていて、1万人を超えるのは昨年より約3カ月も早く、リーマン・ショック直後の2009年に次ぐハイペースだといいます。

 当の50代サラリーマンにとっては、受難の時代といえますね。そもそも平成の経済停滞のせいで上位ポストは増えていないにもかかわらず、バブル期大量採用で人員は過剰傾向です。おのずと経営幹部になっていく人は極小となりますし、大半の50代は役職定年や定年再雇用で会社での居場所を失っていく場合が多いそうです。

 しかし国はあろうことか人生100年時代を背景に、2021年4月から企業に対し従業員の70歳までの就業確保の努力義務を課した。企業は60歳定年を前提としていた給与モデルの見直しを迫られ、中高年層をどう位置づけるか悩んでいるのが本音だと思います。

終身雇用を信じた「最後の世代」の転機

 そうした企業の本音が感じられるだけに、長年にわたって滅私奉公してきたと自負する50代当事者たちはやるせなさを募らせ、モチベーションを維持できずにいる人も少なくないと思います。
 会社人間として懸命に働いてきた人ほど、自分の今後のキャリアをじっくり考える機会もなかったでしょう。そもそも終身雇用を標榜してきた日本企業では、キャリアなんか考えなくとも会社の辞令に従っていれば、年金生活まで保護してもらえる、という暗黙の了解もありましたよね。
 これまでのサラリーマン生活、長時間労働が当たり前で単身赴任や長期出張もこなしてきた子育ては配偶者任せで家庭での居場所もなく、趣味や地域活動に打ち込む余裕がなかった人も少なくないはずです。必定、会社を離れた後の自分の人生をイメージできず、モヤモヤとした葛藤を抱える人が増えることとなります。まさに終身雇用を信じた最後の世代の葛藤ですね。

お金の心配より居場所の心配を

 大企業に勤めている場合は、子どもの教育費や住宅ローンや家計のやりくりについて配偶者からのプレッシャーもあり、積極的に早期退職に踏み出す人は少数派のようです。早期退職する人の中には第二の人生にやりたいことがあり、意気揚々とサラリーマンを卒業する人もいるが、たいていの場合はキャリア面談と称する度重なる退職勧奨に耐えきれず、早期リタイアか中小企業への転職かを選ぶことになっているそうです。

 早期退職の決断に向けて、多くの人が計算しはじめるのがお金のやりくりです。早期退職金や積み立ててきた貯蓄や投資で、ローンや教育費は賄える?年金生活まで食いつなげる?
 会社が提供してくれるライフプラン研修でも、マネープランについて丁寧にレクチャーしてくれるからなおさらです。

実は、このお金のやりくりと同時にやり始めなくてはならないのが、自分の居場所のやりくりだと言います。

 こと大企業で30年以上働いてきた人であれば、早期退職金でまとまったお金も入るだろうし、年金は厚生年金に加えて企業ごとの厚生年金基金などが上乗せされる場合も多く、お金はなんとかなる場合が多いです。

 しかし、自分が自分らしくいられる居場所はなんともならない場合が多いようです。会社を辞めてはじめて苦手な上司や面倒に感じていた部下たちですら懐かしく思え、会社が自分にとっていかに居心地のよい居場所であったかに気づけたと語る人もおられるようです。

「サードプレイス」作りを

 長年仕事に打ち込んできたミドル・シニア世代は、早期退職や定年退職しても仕事を続けたほうがよいのではないかと思います。夫婦でやりたいことや、打ち込める趣味があれば別だが、そうでなければ仕事をしたほうがいいようです。

 元気だから働くのではなく、働くから元気になれるという現実もあります。収入を得るためというよりも、自分の承認欲求を満たせる場所を作るためです。職場や家庭とも異なる、安心して自分らしく居られる第三の居場所(サードプレイス)作りが先決ではないかと思います。
 もし、皆さんが会社以外に居場所の心当たりがなければ注意信号です。人間関係づくりには時間がかかります。だから、できれば、定年や早期退職の5年前、欲を言うと10年以上前から動くことが望ましいそうです。

 その気になれば、今からできることは沢山あります。趣味を見つけて繋がりを求めたり、週末・夜間のスクールや大学・大学院などに通うのもいいと思います。仕事での立場を離れ、ありのままの自分を出せる仲間を見つけることですね。その努力を、会社にいるうちから始めるのが良いそうです。

居場所作りは心を安定させ、可能性を拡げる

 私は、40歳代中盤で心の病にかかったこともあり、50歳からヨガ教室に通い始めました。通い始めてから7年くらい経つのでヨガ教室のメンバーとは気心知れる仲になっています。現在は活動してきたメンバーと遠く離れてしまっていますが、ZOOM会議でヨガの瞑想を月1回開催しているのでかかさず参加しています。退職後はその教室にどっぷり浸かって、かつての私みたいな方にヨガの瞑想を通して、心のコントロールの重要性を伝えられたらと漠然と考えています。

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