お薦め記事

叱れない上司、ここにもいたぞ!冴えない働かないおじさん

人生楽しまないと!

あなたは部下を叱れますか? 叱れない上司の悩み…

 部下を叱れない上司が増えていると言います。何を隠そう、かくいう57歳の冴えないおじさんもそうなんです。
 皆さんは、部下を叱ることができていますか?アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の記事が出ていたので紹介します。

 ここで言う「叱る」とは、部下のよくない行動を指摘して改善を促す行為です。部下は未熟な面が多いものなので、叱らなくてはならない瞬間は必然的に訪れます。しかし、そんな状況でも「叱れない上司」が増えているといいます。これは、上司自身が「叱る」という行為に心理的な抵抗を感じたり、叱ることで部下との関係性の悪化を恐れたりして、見て見ぬふりや、言えずにイライラして態度で伝えようとするなどしてしまうことが原因の一端と言えるそうです。そして、この「叱れないことのストレス」は、実は相当なようです。
 そんな現代の上司の背景を踏まえ、今回は「叱れない上司が叱らなくても部下を育成する方法」をお伝えします

よくない叱り方~4つの問題~

 叱らずに部下を育成する方法をお伝えする前に、まずは、よくやってしまう「よくない叱り方」と対策を紹介します。これを理解すると「正しい部下の育成方法」がより深く理解できるはずです。
<叱る際の悪い例>
① 「ダメな理由」を言わずに叱る
② 「行動」ではなく「マインド」を否定する
③ 「何度言ったらわかるんだ」と叱る
④ 「相手の成長」よりも「自分の怒りをぶつけたいだけ」になっている

以上の4点は皆さんにも、心当たりがあるのではないかと思います。

では実際に、どのようにしたらいいのかを見ていきましょう。

叱らなくて済む方法~3つのアプローチ~

 叱れない人がうまく部下に注意・喚起できるようになる、具体的なアプローチがあるそうです。

 それはズバリ、「叱らなくても済む方法」を身に付けることだと言います。

 叱れない人が無理に叱ろうとしても、どうしても心理的な抵抗感が出てしまい、うまく行きません。そこで、「叱らなくても済む方法」=叱る側が「心理的な抵抗」を感じずに済む方法を身に付けることは、大変有効ですね。そしてこの方法は、「よくない叱り方」を回避するのにも役立つそうです。3つありますので、それぞれ紹介します。

① 部下の行動に対して、自分の残念に思っている気持ちを伝える

 部下の気持ちではなく、自分(上司)の気持ちにフォーカスすると、部下は否定しにくくなり反発心も抑えられます。例えば、遅刻をした人に「あなたは責任感がない」と指摘した場合、相手は「いや、私は責任感はあります」と反発感情を持ってしまうことがありますが、「(私は)遅刻したことを残念に思っている」という指摘側(上司)の気持ちを伝えることで「いや、あなたは残念には思っていないはずだ」とは反発しにくくなるそうです。

 そして部下のしたことについて自分の気持ちを述べることは、「叱る」というニュアンスが薄れ、叱れない上司はかなり心理的ハードルが下がり伝えやすくなると思います。部下のよくない行動を指摘するという心理的抵抗を極端に減らすことができるのです。また、言われたほうも、上司の気持ちを述べられただけなので、反発する気持ちは低下するようです。
 さらに、自分の気持ちとして話すことによって、相手のマインドを責めることも回避できますね。感情的にならなくて済むと思います。

② 部下のその行動の影響を伝える

 部下の問題行動がどんな影響を与えるのか、部下自身がよく理解していないケースは多いと思ういます。「なぜそれをしてはいけないのか?」という理由を伝える際、「ルールだから、社会人だから」といった「常識・決まり事」として伝えても、彼らには響かないと思います。しかしその行動が「影響すること」に焦点を当てれば、とても理由が伝わりやすくなると言います。

 これも、周囲への影響を述べるだけですから、叱れない人もやりやすい方法ですね。更に、この影響をポジティブな事柄に焦点を当てることができれば、「その部下にはもっと存在価値がある」ということを暗に伝えられるので、逆に部下のモチベーションアップにもつながることが期待できると言います。

③ 具体的な問題行動の改善事項を決める

 これは、具体的にどういう「行動」を改善すれば問題がなくなるかを部下と話し合うことです。そして、部下と決めた改善策は、1回で終わりではなく、できるようになるまで繰り返し共有していくことも重要だと言います。未来に向けた「前向きなアクション」を設計し共有することですね。

叱らなくて済む方法で部下の問題行動は改善する

 重要なことは、部下のマインドや存在価値を否定することなく、「問題行動だけ」を修正する点です。上司の視点、気持ちで問題点を伝え、その問題行動の持つ影響に目を向けさせ、改善アクションを決めるプロセスを繰り返していけば、部下の問題行動も徐々に改善に向かい、成長スピードは飛躍的に上がってくると言います。

 私の職場にも、来月より問題社員が配属されるようです。以前の職場で様々問題を起こし、結果として職場を変えたそうです。まあ、どこの職場にも一人くらいそういう方がいらっしゃいますよね。ネガティブをまき散らす「腐ったミカン」じゃなければ、長い目で見ることにしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました