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年金保険(年29万円積立)⇒10年後年30万円に、金利は?

お金の勉強
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今週のマーケット

  12月1日(火)前日終値増減
日経平均26,787.5426,433.62353.92
為替円/ドル104.42104.270.15
NYダウドル29,638.6429,910.37-271.73

 今日の東京株式市場は、大幅に反発で、高値更新。値上がり銘柄数は約7割。思いがけず12月好スタート、12月末にかけて好調期待感高まる。今日の上げは、モデルナ期待か?

死亡保障なし年金額を大きくしたプランだって?

 保険を解約したと同時にいろんな年金保険を案内された。その中で55歳からの10年間287千円支払いで、65歳からの10年間は毎年30万円受け取れるというプランがあった。支払総額287万円で受取総額は300万円で、率でいうと4.5%だ。毎年の積み立てなので年利換算では、2.6%の計算になる。投資信託は主としてS&P500に集中投資しているので、債券を買ったと考えて加入することにした(リスク分散でバランスをとっているつもり)。
 60歳までは、会社員を続けられれば、年間29万円の支払いは可能だろう。だが、60歳で会社をリタイアしたら、その後の5年間は支払いのことをしっかり考えて、毎年の予算取りをしておかないと滞納しかねなくなるので要注意だ。
 年金受給は70歳に繰り下げる算段をしているで、65歳からもらえることになる年間30万円(月25千円)は大いに助かる。光熱費と通信代がまかなえる計算だ。

 実は投資信託で、国内債券、先進国債権、全世界債権を購入して保有しているんだけれど、S&P500の買い時がくると、その資金を確保するため、都度都度債権を解約してしまうということを繰り返している。そのため投資信託で債権を持つのはあきらめた。

年金保険のリスク

1.元本割れのリスク:途中解約すると元本割れする。10年間29万円を納付続けられなければ解約せざるを得なくなるので元本割れする可能性がある。
2.税務リスク:雑所得になるので所得税が発生する。
3.金利リスク:契約後に金利が上昇すると相対的に損する可能性がある。
4.インフレリスク:物価の値上がりに負ける可能性がある。
5.流動性リスク:お金が必要になったタイミングでもお金が固定されているので使えない。
では、上記で年利2.6%と算出したが、その数字は計算違いをしている気がする。IRR(内部収益率)をExcelで算出してみたところ、なんと「0.44%」という結果になった。節税効果として7,000円/年程度を考慮しても「0.69%」だ。

◆参考IRR(内部収益率)の計算方法◆
 今回の場合の内部収益率を簡単に計算できる方法を紹介します。Excelを使います。最初の10年間は287千円/年を払い込みます。その後の10年間で毎年30万円をもらう収支です。下表のとおりIRRを計算式で入れると簡単に算出できます。

1年目▲ 287000
2年目▲ 287000
3年目▲ 287000
4年目▲ 287000
5年目▲ 287000
6年目▲ 287000
7年目▲ 287000
8年目▲ 287000
9年目▲ 287000
10年目▲ 287000
11年目300000
12年目300000
13年目300000
14年目300000
15年目300000
16年目300000
17年目300000
18年目300000
19年目300000
20年目300000
IRR0.44%
内部収益率IRR

 元本割れするかもしれないが、解約を検討してみましょうか?今からでもS&P500に乗り換えたほうが資産を増やせるし流動性リスクもない(きっと5年で10万円以上は増やせる)。SPYDに投資したら、毎年2万円の配当がもらえる。さあどうする、悩みます。

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 ファイナンシャルアカデミー 『定年後設計スクール』 私たちの多くが不安を持つ定年後の生活。 「自分や親の医療や介護にかかるお金が心配」 「定年後も生きがいを持って仕事や趣味に取り組みたい」 「年金・保険・税金・資産運用などの、正しい知識を身につけたい」 「長生き」をリスクにしないで、豊かに生きがいを持って暮らす時間にしてほしい──これまで延べ43万人にお金を人生の味方につける方法を伝えてきたファイナンシャルアカデミーが、こんな想いで開講したのが、この『50代のための定年後設計スクール』です。==========================================

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