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働かない”妖精”おじさん誕生、最強説

働かないおじさん
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本日のマーケット

  11月 2日(火)前日終値増減
日経平均29,520.9029,647.08-126.18
為替円/ドル113.68113.98-0.30
NYダウドル35,913.8435,819.5694.28

 今日の東京株式市場は、反落となりました。昨日急伸した反動と見ています。明日はFOMC結果発表があり、パウエル議場FRB議長会見が注目されます。テーパリング開始は想定内ですが、利上げに対する示唆があるかがポイントとなり、その結果が4日の日本市場に影響すると思われます。

働かないおじさん誕生プロセス

 働かない”妖精”おじさんの一般的な誕生プロセスを見てみましょう。

 新卒入社後、同期入社の仲間たちと、管理職に向けた出世レースを繰り広げる。一定の年次になると、上に昇れない人たちが出てくるが、彼らは会社の都合で様様な職場をたらいまわしにされた結果、軸となる専門性が身に付いておらず、賃金にみあった仕事ができない。それでも、年功序列、終身雇用のもとで、年収があまり落ちず、クビにもならない。すると、向上心がなくなり、やがて働かなくなる。こんな構造だ。

 また、若い頃一生懸命頑張ってある程度の成果も出して出世レースにも残っていたけど、上司とウマが合わず潰されてしまった社内政治に負けたおじさんもいると思います。

 「メンバーシップ型雇用」のもと、長く安定的に働き続けることは、企業にとっても、従業員にとっても一定のメリットがあるのですが、当人の適性や意向を無視した人事異動をしていると、その弊害が出てしまいます。組織の高齢化が進む中、問題はいっそう深刻になっています。

 全て自己責任だ、という意見もあるだろうし、若者から見れば「早くクビにすればいい」と憤りを感じることもあると思います。しかし、仕組みを変えないと、”働かにおじさん”の再生産のサイクルは止まらないです。ある意味、我々おじさんは仕組みの「犠牲者」ともいえるのではないでしょうか?

働かないおじさん最強説

 この”働かないおじさん”は周りの人間からすると「詰み」ですが、働かないおじさんサイドからすると「勝ち確」です。

 実は、働かないおじさんのやばいところは働いたら働いたで全く使えないので足を引っ張るだけに、真実は「周りが働かせたくないおじさん」ということにあるんだと思います。悔しいですが働かせたら若者たち周囲の仕事が増えることになってしまう。そう、その結果簡単な仕事を振るしかなくなり、高度経済成長時代の給与体系でコツコツ基本給を育ててきた”妖精”おじさんは、おじさん側から見ると社内一コスパのいい社会人で高等遊民の地位を確立していくのです。

 その能力は働かないことに特化していて周りの働けという圧力に対して全く動じない強靭な精神を有していたり、やたらと屁理屈をこね回して舌戦に強かったりもしますよね。無駄に長く会社にいるので偉い人とも同期だったり顔見知り、年若い課長なんかじゃ太刀打ちできません。そのうちみんな相手にするのを面倒くさがって放置するようになり、周りはみんな仕事で残業まみれでも働かないおじさんは定時退社です。

やばい…強すぎる…最強だ、働かないおじさんは…

 働かないおじさんは正社員の雇用の強さを利用した会社員でもかなり上位の存在と言えます。(周りから白い目で見られることを除けば)

そんな働かない”妖精”おじさんを目指すのもありかな...「心ひとつ置きどころ」ですな。

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