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働かない”妖精”おじさん45歳定年制度

働かないおじさん
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45歳定年制度

年功序列の日本型雇用システムにおいて、企業の管理職ポストは限られており、40代というのは曲がり角であることは言うまでもありません。さらに、いまの日本の企業には生産性に見合わない賃金を払う体力はなく、すぐにでも日本型雇用システムから脱却しないと手遅れになるとの危機感から、昨今の「黒字リストラ」という状況が生まれようです。

 そして、日本型雇用システムを象徴する40~50代の「働かないおじさん」や「妖精さん」の処遇を変えることが、日本型雇用システムからの脱却につながる。論理的には必然として、彼らをターゲットとする「40代強制定年」の話題が出てきたのだと思います。

 要は、これからは会社に食べさせてもらっている人は生き残れず、自分の力で食べていける人だけが生き残るようになる。そして、自分の力で食べていける人にとって、会社に所属するかしないかは二次的な意味しか持たないようになっていくでしょう

 戦力として活躍している社員と、戦力外となってしまっている社員の二極化です。おじさん社員において、給料並みのパフォーマンスを発揮している社員の割合は全体の20%程度にすぎないといわれています。高処遇であるにもかかわらずパフォーマンスを発揮できていない、いわば”お荷物”と見なされつつある働かない”妖精”おじさんの姿があります。

「若い頃は頑張った」そんな理由で高給を払うの間違いですか?

 確かに彼らおじさん社員にしてみれば、入社した時に約束されていた年齢上昇に伴うアップキャリアがほごにされたために、契約不履行だと愚痴もこぼしたくなるのかもしれません。更に若かった時に仕事のアウトプットに見合った給料をもらっていたかというとそうではありません。本当に生活は苦しかった記憶しかないです。また、当時は今ほどコンプライアンスも厳しくなかったのでサービス残業も日常茶飯事であったことも考えると、その時にもらえなかった給料を今もらっているとの考え方になるのもの当然じゃないでしょうか?ある意味では、時代の変化に伴う犠牲者ともいえますね。とはいえ、その状態を嘆いても状況は変わらないことも確かです。

 そのために必要となるのがおじさんへの教育、つまり学び直しです。まず自分のスキルや経験が、ほかの会社だったらどんな賃金なのかを調べることから始めると良いでしょう。いまは賃金比較サービスサイトもありますし、単純に求人票を見比べてみてもいいです。その上で年収比較など、自分の気になった会社がどのような業務や仕事ができるのかを関心を持って見てみるのもいいですね。まずは自分自身の棚卸しをしたうえで、そこに対する市場価値に興味を持つことが重要です。

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