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早期退職 金融機関がシニア退職者を「カモネギ」と呼ぶワケ

早期退職
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本日のマーケット

  5月 31日(月)前日終値増減
日経平均28,860.0829,149.41-289.33
為替円/ドル109.66109.81-0.15

 今日の東京株式市場は、大幅な反落となりました。月末安というジンクスがここ数か月続いていましたが、今月も同様に下げてしまいました。先週末の600円高の反動で利食い売りが出たものと推測されます。

投資家の仕事も「リスクを取ること」で、経営者と同じ

投資家は決して楽をして儲けているわけではなく、「リスクを取る」という仕事をしているのです。一度でも会社を経営したり、自営だったりした経験を持つ人ならこの感覚は容易に理解できます。 でもサラリーマンにはなかなかこれがわからないのです。結果、「投資は楽をして儲けることだ」と思い込む、中には「株をやる奴なんか人間のクズだ」とまで言う人もいます。 そういう人が、一生投資をしないのであれば、それはそれで良いのです。投資の世界に入らないのであれば誤解しようがどうであろうがその人の自由です。でももし資産寿命を延ばすために少しでも投資をしてみようと思うのであれば、投資を甘く考えない方が良いでしょう。 ありがちなパターンは、それまで投資を軽蔑してきた人が退職金を貰って急に「儲けたい」という欲が出てきて投資を始めることです。

「投資未経験者」が最初にやるべきことは?

金融機関からみると、「退職者」というのは金融機関にとっては最も“おいしい”顧客「カモネギ」なのだそうです。何せ、まとまったお金を持っています。でも投資をしたことがない人は知識を持っていません。ところが儲けたいという欲だけはある。 そんな人が貰ったばかりの退職金を持って金融機関の窓口に出かけるというのは、あまりにも危険な行為です。ライオンの檻の中にウサギが入っていくようなものと言います。
  そういう人は「投資は楽をして儲けるものだ」と思っているから真剣に勉強しようとしない傾向があるそうです。その上、多くの人にとっては退職金ほどのまとまったお金を持つのは初めてですから具体的にどうすればいいかわかりません。そこで手っ取り早く、親切に声をかけてくれる金融機関の人達に相談して儲かるものを教えてもらおうとします。でもそんな都合のいいものはありません。楽をして儲けることなどできないのです。ですから退職金で投資デビューすることだけは絶対にやめた方が良いと思います。
 では、それまで投資した経験のない人が投資を始めるにはどうすればいいのでしょうか?

それはまずしっかりと勉強することです。

 そして少額から実際に投資を体験することです。勉強して投資を始めてみると、頭ではわかっていても気持ちの上でどうにもならずに失敗することはよくあります。 例えば株が上がってくるとうれしくなってもっと資金を投入したくなります。逆に株が下がると見るのも嫌になり、投資をやめてしまうか、売るという行動を取りがちです。これらはいずれも失敗のパターンで、本当はその逆をしなければならないのですが、人間の気持ちはなかなかそういうわけにはいきません。
 そんな時は、心の赴くままにやっておおいに失敗をすればいいのです。そんな時、大きな痛手にならないような金額でやっていれば失敗してもダメージは少なくて済みます。
 投資は少しずつゆっくりと儲けることを考えるべきです。退職金やそれまで蓄えてきた貯金を一度にまとめて投資をするというのは投資初心者が取るべき態度ではありません。投資を決して甘く見てはいけないのです。

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