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リスク少なめの「ひとり起業」で勝ち組を狙う?働かないおじさん

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 今日は、新潟から海沿いを北上して秋田に到着しました。

 普通にナビをセットすると、内陸の高速道を中心とした道を選んでしまうので、ナビのコース選択条件を”有料道路使用しない”というモードを選択して海沿いの道を北上することにしました。
 新潟からのこの海沿いの道は、35年ほど前の大学3年生の時に友人と北海道旅行をしたときに往路で通った道です。その当時のことを思いだしました。今から思い返しても無鉄砲な計画を立てたもんだなと思います。旅行初日、午前零時に新宿を出発して、その日の夜に秋田までバイクで600kmを走るという計画でした。学生じゃなければ考えないですよね。季節も夏でしたのでちょうど今日と同じような暑い日だったと記憶しています。35年前になかった景色は”風力発電”、ここ10年くらいで増えたようです。

働かないおじさんは、「ひとり起業」という少なめのリスクで

 70歳定年が目前に迫る現在の日本。かつての「悠々自適な隠居生活」は過去のものとなってしまいました。定年後の資金を確保しつつ、生きがいとなる仕事を得るにはどうしたらいいのでしょうか。65歳、いや70歳まで会社にしがみつきますか?判断を先延ばしするだけのように思えますし、まだまだ若いのだから、もっと夢を見てはいかがでしょうか?
 「シニアひとり起業」について、そのメリットを考えてみます。

「シニアひとり起業」と一般的な起業はどこが違うのか?

 日本の企業は現在、60歳定年としている企業が大半であるため、その後に定年再雇用制度があって65歳まで働く会社員が多いものの、大半の会社員は60歳という年齢を「大きなキャリアの節目」と考えているようです。それは、60歳を境にして、雇用形態、年収や権限などの就労条件、そして働く意識や働き方が劇的に変わるからです。
 本記事で述べる「シニアひとり起業」とは、会社に所属し続けた場合に大きな条件変化が訪れる60歳を見越して、定年前のシニアである50代時(さらに、60歳定年時、定年再雇用期間中または再雇用終了後も同様)に、会社員を卒業して独立起業する働き方のことです。

この「シニアのひとり起業」は、一般的な「起業」と呼ばれる形態と異なる特徴として以下の5点が挙げられます。
1.会社員(または公務員)として働いた経験を長く持った上で50代というタイミングで独立起業する。
2.個人事業主として開業するか、ファミリー・カンパニーを設立して独立し、原則として自分ひとりで事業を行う。
3.自宅を事務所にするなど初期投資を最小限に抑え、多額の仕入や在庫保有を行わず、借金もしない、家族以外の従業員を雇わないという低リスクの事業形態とする。
4.厚生年金を確保した上で、年金プラスアルファの収入(月5~10万円程度)を目指す規模の事業からスタートし、好きなことを仕事にしてストレスなく働く。
5.会社員時代の経験・知識・スキル・人脈をフル活用し、足りないリソースは外部に業務委託する形で規模を拡大せずに「長く働くこと」を最優先に事業を運営する。

  以上を「シニアのひとり起業の5原則」と呼ぶそうです。 そしてこの5原則をすべて満たす起業を「シニアひとり起業」と呼ぶことにします。 この5原則はそれぞれ深い意味を持っていて、どれが欠けても起業のリスクが高くなり、「長く働くこと」が難しくなってしまうのです。

「シニアひとり起業5原則」の本質的な深い意味

 なぜ、この「シニアひとり起業5原則」が大切なのでしょうか?

 結論から申し上げると、会社員として長い間雇われる働き方をしてきた我々シニア(働かないおじさん世代)が、最もリスクを少なくしながらその優位性を生かして、楽しく不安のない後半の人生を送ることができる働き方が実現するためにとても重要なことであるからです。

  まず 1番目の原則である「50代でのタイミング」ですが、このタイミングだと会社の中で働かないおじさんである自分の将来性がほぼ見えてきていますね。 ごくわずかな人数ですが、大企業のトップになったり経営幹部になったりする見込みの人は出世の街道に集中、邁進した方がいいと判断されているかも知れません(但し、見込みが外れることも大いにありますが)。特に大企業に勤務している人は50代になったら早く発想の転換をして後半の人生の戦略を練った方がいいと思います。
 だからと言って現在の会社の仕事で手を抜くということではなく、むしろ逆です。たとえ会社を離れても個人の力で会社に貢献できるようなスキルを磨いたり、会社にとって必要な業務やリソースを考え抜いたりすることを真剣に意識的に行うのです。そうすると、会社にぶら下がって何となく定年までを過ごすというマインドを一新できます。 学び直しなど自己啓発が必要なことに気づくかもしれません。 また会社以外の人脈を開拓する行動を始めるかもしれません。いずれにしても、そのように考え行動することで、50代になり先が見えた時に、退職までの時間が緊張感を持った輝く時間に切り替えられることができるようになると思います。

 次に2番目の原則である「ひとりで事業を行う」こともとても大切です。会社員が独立する場合は誰でも不安で、しかも孤独なので共同事業として何人かのパートナーと組んで共同で会社を設立することがよくありますし、一緒にやれば何となく安心できるのです。でもお勧めしないと言います。もちろんうまくいくケースもありますが、圧倒的に揉めるケースの方が多いそうです。 経営責任は一人で担わなければ事業はうまくいかないというのがよくある話です。事業がうまく進まなければ責任のなすり合いになりますし、うまく進めば進んだで主導権争いや分け前争いになります。せっかく自分で決めたタイミングでストレスのない楽しい働き方にシフトするわけなので、「シニアひとり起業」では、事業は自分ひとりで責任を持つ形で行ったほうが良いかと。

「シニアひとり起業」には、なぜリスクが少ないのか?

 3番目の原則は、とにかくリスクを取らないことです。退職時の起業では、退職金というまとまった資金を投資してフランチャイズ・ビジネスをしたり、飲食店を経営したりするケースをよく聞きます。 「武士の商法」ならぬ「会社員の商法」と呼ばれているようで、安易には考えないほうが良いです。もちろんセンスがあって、きちんと修行をした上で成功する元会社員もいますが、きわめて例外的なレアケースだと思います。得てして退職金をすべて失い、さらに借金まで抱えるという悲惨な事例につながることも珍しくないようです。
 そうならないように、退職金はしっかりととっておいて、初期投資を極力抑え、毎月かかるランニングコストもできるだけかからないようにすることが長く続ける秘訣と言います。例えば、事務所は自宅の一角で行い、家賃や電気・ガス・水道代などを事業用として按分(あんぶん)し経費で落とすなどです。また多額の仕入れや在庫を持たないこと。会社が潰れるのは運転資金の資金繰りがつかないことが原因になるケースが大半と言いますよね。
 そして会社にとって最大の固定費となる人件費。自分以外の人を雇わなければ資金が出て行ってしまう人件費負担はありません。だから「ひとり起業」にはリスクが少ないのです。どうしても人手が足りなくなったとしても雇うのは配偶者など家族だけにするか、あるいはそもそも事業をそこまで拡大しないことです。「シニアひとり起業」のコンセプトは、人を雇う規模まで事業を拡大しないことです。
 だからこそ年齢を重ねてもリスクもストレスもなく長く続けることができるのです。

  4番目の原則は、目指す収入を月5~10万円程度にして小さくスタートすること。会社員として働いた期間が長い人には終身での厚生年金がありますので、年金+αとしての収入があれば旅行、趣味や外食など、プチ贅沢ができるゆとりある老後生活が送れますよね。
  このくらいの収入を目指す起業であれば、実は思っているほどハードルは高くなく、会社員として様々な仕事の経験を積んできた人なら誰でも無理なく目指せると言います。 そしてそのあとは、ずっと同じ規模でとどまってもいいし、会社員の現役時代よりも稼ぐようになる人もいます。いずれにしても肩に力を入れず、好きなことを仕事にして楽しみながら働き、小さな収入でも安定して獲得し続けることが大事なのです。

  最後の5番目の原則は、以上4つの原則を総括するもので、「長く働き続ける」ことを何よりも優先させること。だからお金を使わない、借金をしない、人を雇わない、リスクを取らない、という原則を堅持して、無理のない収入レベルを目指す身の丈に合った起業が「シニアひとり起業」なのです。 それは、会社員として獲得してきた経験・知識・スキルや人脈を活用し、且つ厚生年金という終身での安定収入が約束されている優位性があるからこそ実現できるのです。

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