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上場企業「早期退職」90社、リーマンショックに次ぐ高水準

早期退職
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本日のマーケット

  12月10日(木)前日終値増減
日経平均26,756.2426,817.94-61.70
為替円/ドル104.42104.190.23
NYダウドル30,068.8130,173.88-105.07

 今日の東京株式市場は、反落となった。昨日の米国の安値を受けて寄付きは下げて始まったが、後場は持ち直した状況。ソフトバンクグループが173円上昇しており、日経平均に大きな影響を与えている。

上場企業「早期退職」90社、リーマンショックに次ぐ高水準~東京商工リサーチ

 今週月曜日までに上場企業の早期希望退職者募集が90社に達したそうだ。募集社数はリーマンショック直後の191社に次ぐ水準。現段階判明しているだけで募集人数は1万7697人で、こちらも通年で2009年に次ぐ水準になることが確実となった。新型コロナウィルスの打撃で業態悪化に陥った企業が「赤字リストラ」を実施している状況のようだ。
 早期希望退職者募集を開示した90社を業種別でみると、アパレル・繊維製品が17社で最も多く、次いで自動車関連が11社、電気機器が10社、居酒屋チェーン運営会社を中心にした外食が7社と続く。
 募集人数は、最多が日立金属の1030人、次いでレオパレス21の1000人、コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスの900人、ファミリーマートの800人(応募者1025人)、東芝770人(2年連続)、シチズン時計750人。11月以降でもセガサミーホールディングスが650人、三菱自動車が550人と500人以上の募集が頻発した。
 2021年に募集を開始する上場企業は既に9社で募集人数は1950人になる。自動車関連が3社、サービス業(観光関連)が2社。更に2021年はコロナが直撃した業種ばかりでなく、他の製造業でも構造改革と称して人員削減が本格化する可能性があると報じている。

TSRデータインサイト | 東京商工リサーチ
東京商工リサーチが長年蓄積してきた企業情報、倒産情報および公開情報等に基づき、独自の視点に立った分析をレポートにまとめて発表しています。

ネガティブニュース「新型コロナウイルス」関連破綻~東京商工リサーチ

 早期退職のニュースを見ていたら、こんなニュースも目に留まったので紹介します。

 12月10日時点で「新型コロナ」関連の経営破綻(負債1000万円以上)が、2月からの累計では全国で781件となった。月別では9月~11月は以降3ヵ月連続で100件を上回った。
 都道府県別では東京都が全体の2割以上の186件、大阪府が77件、兵庫県と神奈川県が38件、北海道34件、愛知県33件と続いた。
 業種別では、飲食業が135件、アパレル関連が77件、宿泊業が60件であった。

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 リーマンショック以来の厳しい状況が続きますが、転ばぬ先の杖として、今からでも副業を始めたりして、本業以外からの収入源を確保するために行動に移しましょう。


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