2021-06

　2021年の上場企業の早期・希望退職者募集人数が6月3日、1万225人に達したとのことです。2019年から3年連続で募集人数が1万人を超えました。募集人数は、前年同日（6104人）より4121人多くなっています。

役職定年は、人生の終わりではありません。単なる人生においての通過点です。特別急行から鈍行列車に乗り換えれば、まわりの景色もよく見えるもの。こう考えれば、定年後の充実した生活に向けたよい助走期間になるはずです。

34％のサラリーマンは課長以上になれないそうです。“出世＆仕事”ができない男たちが生き残るための3か条①上司をクライアントと思え、②自分が楽しい業務を掘り起こせ、③立場に関係なくアライアンスな関係を築け、と言います。

　退職後は、朝日ブランドが通用する地方紙のデスクや、系列のウェブメディアのデスク、大学教員などに『天下り』していくと推測されますが、大半は、羨ましい話ですが『プチ・アーリーリタイア』の生活を歩むことになるのではないかと思います。

現役時代の職能を生かして働くことができれば、生活の糧になりますし、新たな自分の趣味などで身につけた技能でお金を得るのもまた生きがいとなることでしょう。その人なりに自分らしく働くことで、人生に彩りがもたらされるというものです。

オリエンタルランドの正社員の推定年収（55～59歳）は749万円なので、36か月分とすると、2,250万円ほどでしょうか？これに通常の退職金が加算されるので、4,000万円近くになります。55歳以上をターゲットとしたプログラムのようですね。