「話しているのに、返事が返ってこない。」そんな違和感から、この実験は始まりました。
結論から言うと、AI英会話は便利ですが、思った通りにはコントロールできません。
実際に、ChatGPTとCopilotの両方で試してみましたが、どちらも期待通りには動いてくれませんでした。それでも、この試行錯誤を通じて、自分なりの向き合い方が少し見えてきました。
英語学習の延長としてのAI英会話
昨年の9月、私は英語学習を始めました。「いつか世界について英語で話したい」そんな思いからのスタートです。TOEICスコアは340点から。現在は425点まで伸びてきましたが、まだ途中段階です。その延長として取り組んだのが、AIとの英会話でした。
英語初心者にとって、英会話は簡単ではありません。何を話せばいいのか分からない。間違えるのが怖い。だからこそ、AIに期待しました。やさしい英語で、ゆっくり、短く。自分のペースに合わせてくれる存在になるのではないか。そう考えました。
完全制御を目指したプロンプト
そこで私は、かなり厳密なルールを設定しました。
・7〜10語だけで話す
・簡単な英語のみを使う
・質問は一つだけ
・話している間は絶対に割り込まない
・「END」と言うまで沈黙する
・終了後は3秒待ってから返答する
これなら理想の会話ができる。そう思っていました。
ChatGPTでの実験
まずはChatGPTで試しました。会話は成立します。むしろ、かなり自然です。しかし、次第に違和感が積み重なっていきました。話している途中で返答が返ってくる。短くと指定したはずの英文が長くなる。文脈と少しずれた質問が混ざる。
つまり、「スクリプトが表示されるのはとてもいい。しかし、プロンプトに完全には従わない」そんな印象でした。
Copilotでの再検証
次に、Copilotでも同じことを試しました。すると今度は、まったく違う反応でした。最初に自己紹介をしても、返事が返ってきません。「Nice to meet you」と続けても、やはり反応がありません。何度か話しかけても、画面はそのまま。会話が始まらない状態が続きました。ところが、しばらくしてから突然、返答が返ってきます。しかもそれは、こちらが設定したルールとは関係のない、通常の会話のような返しでした。沈黙していたかと思えば、急に普通に話し出す。そのギャップに、正直戸惑いを感じました。
さらに会話の最後に、Copilotで評価を求めてみました。
返ってきたのは、「8点」「ほぼ満点」「TOEIC800点レベル」という言葉でした。しかし、これは自分の実感とは大きく違っていました。まだ思うように話せていない状況の中で、そのような評価になるとは思えません。むしろ、その“過剰評価”にも戸惑いを感じました。
感情が会話を崩していく
この経験から、はっきりと感じたことがあります。AIはとても便利です。ですが、思った通りに動かそうとすると、ズレが出てきます。そしてもうひとつ。期待しているからこそ、うまくいかないとイラッとしてしまうということです。
本当は、うまく話したい。きちんと会話を成立させたい。その期待がある分、少しでも噛み合わないと感情が動きます。その状態で続けると、さらに会話は噛み合わなくなる。結果として、会話そのものが崩れていく。そんな流れを、何度も経験しました。
今の自分の結論
だから今は、こう考えています。AIに完璧さを求めない。期待しすぎない。感情を乗せすぎない。できる範囲で使う。そして、その中でできることを繰り返す。それが、自分には合っているやり方だと感じています。
次の一歩へ
そんな中、地元の街の広報で英会話教室の案内を見つけました。これまでAIで試してきたことを、
実際の会話で試してみたいと思い、申し込みました。AIでの試行錯誤が、次の行動につながったと理解しています。
AIでの試行錯誤も、無駄ではありませんでした。次は、実際の会話の中で試してみます。さて、どうなるかは、やってみてからのお楽しみです。


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