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今度こそ続けたい。時間を味方に、英語と向き合う

英語学習
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英語が音楽にしか聞こえなかった頃

60代になってから英語を学び始めた私にとって、リスニングはまるで“音楽”のように響きます。
NHKラジオの「基礎英語レベル1」と「レベル2」を、毎日3回ずつ聞くのが日課になりました。
ところが最初のうちは、合成音声のせいか、英語の音がまったく頭に入ってきません。
日本語の解説で内容は理解できても、英語そのものがどこか遠くに感じられるのです。

それでも、2回目、3回目と繰り返すうちに、少しずつ音が耳に馴染んでいく感覚があります。
意味を理解したあとに聞くと、不思議と英語の音が“言葉”として聞こえてくるのです。
焦らず、今日もまた一歩。
自分のペースで続けていけば、いつか自然に聞こえてくる日が来ると信じています。

三日坊主の記憶

英語学習に挑戦するのは、今回が初めてではありません。
中学生のころから、何度も「やってみよう」と思っては、すぐにやめてしまいました。

参考書を買って満足したり、アプリを入れて1日で飽きたり。
「今度こそ!」と意気込んでも、3日も経つと気持ちはどこかへ消えていく。
そんなことを、何度も繰り返してきたのです。

やる気はあるのに、なぜ続けられないのか。
その理由を自分なりに考えたとき、気づいたのは「仕掛けが足りなかった」ということでした。
学習の習慣化には、ただのやる気以上の工夫が必要なのです。

若いころとの違い

正直なところ、若いころに比べると記憶力の低下は否めません。
単語を覚えても、すぐに忘れてしまうことがあります。

けれど、今の私は若いころにはなかった「時間」を持っています。
子育てや仕事に追われていた日々とは違い、今は自分のペースで、自分のために時間を使うことができます。

この「時間」を味方につけて、焦らず学ぶこと。
それこそが、今の私にできる一番の学び方だと思っています。
少しずつでも、続けていけばきっと形になる。
その思いが、英語学習を支える力になっています。

継続モチベーションを育てる仕掛け

とはいえ、時間があるからといって続けられるわけではありません。
一番の課題は「継続モチベーション」。
やる気があっても、日々の生活の中で少しずつ薄れていく。
それを防ぐために、私は“続ける仕掛け”を意識的に作ってみようと思っています。

たとえば、アン・ハサウェイとロバート・デニーロ主演の映画『マイ・インターン』を英語で観てみました。
ストーリーを知っている作品なら、字幕なしでもなんとなく理解できるはず──そう思っていたのですが、現実は甘くありません。
英語のセリフはほとんど耳に入ってこず、子どもが話す短い言葉をかろうじて拾えるくらい。
英語字幕をつけても、単語を追うだけで精一杯の状態です。

それでも、アン・ハサウェイの可愛らしさや、ロバート・デニーロのシニアとしての格好良さに励まされながら観ています。
英語を「勉強するもの」ではなく、「触れて楽しいもの」に変えていく。
そんな工夫を重ねながら、毎日の英語時間を少しずつ楽しみにしていきたいと思います。

還暦を迎えてから始めた英語学習

まだまだ習慣化の途中ですが、ようやく“続けたい”と思えるようになってきました。
大きな進歩はなくても、「昨日より少し聞き取れた」という小さな実感が嬉しいのです。

英語がわかるようになることはもちろん大切ですが、
それ以上に、「英語と仲良くなること」が、今の私の目標です。
焦らず、自分のペースで。
楽しみながら続けていけるように、今日もまた一歩、英語と向き合っています。

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