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還暦を迎えて、ようやく「挑戦してもいい」と思えた日のこと

還暦からの英語挑戦記

還暦を迎えた朝、特別なことが起きたわけではありませんでした。目覚ましが鳴り、いつものようにコーヒーを淹れ、窓の外の空を静かに眺めました。けれど胸の奥に、これまでとは少し違う感覚がありました。

「これからの時間は、決して無限ではないのだ」そんな実感が、ゆっくりと広がっていきました。


若い頃は、未来はどこまでも続くものだと思っていました。働き盛りの頃は、目の前の責任を果たすことで精一杯でした。

家族の生活を守ること。老後の資金を整えること。退職金を減らさないように学ぶこと。

このブログも、もともとは「退職金を溶かさないためのお金の勉強」という現実的なテーマから始めました。贅沢をしたいわけではありませんでした。ただ、将来への不安を少しでも小さくしたかったのです。


お金の不安があると、人は守りに入ります。新しいことに手を伸ばすよりも、失わないことを優先してしまいます。私も長い間、「守ること」に力を注いできました。けれど少しずつ学び、整え、生活の見通しが立つようになった頃、心の奥に、静かな思いが芽生えました。

「もう一度、何かに挑戦してもよいのではないか」


実は、ずっと心のどこかに引っかかっていたことがあります。英語を学ばないまま、「結局、話せなかった」と人生を終えることだけは、できれば避けたい。

そんな思いです。

子どもの頃、外国の映画や音楽に触れるたびに、「英語を話せたら、どんな世界が広がるのだろう」と胸をときめかせていました。けれどその夢は、「忙しいから」「今さらだから」と理由を重ねるうちに、いつの間にか遠くへ押しやってしまいました。


還暦を迎えた今、思います。もう一度あの頃の自分に、挑戦する姿を見せてみたい。

完璧でなくてもいい。格好が悪くてもいい。ただ、「やらなかった後悔」だけは残したくないのです。


英語を学ぶのは、資格のためではありません。誰かに評価されるためでもありません。自分の人生を、自分の手で少し広げてみるためです。守ることに力を注いできた前半の人生。これからは、少しだけ広げる後半の人生にしてみたいと思います。

まず自分がやってみる。できるかどうかを確かめてみる。実行者としての、小さな一歩です。

私の再出発は、ここから始まります。


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