この週末は、正直に言えば、ブログとして「面白い出来事」が多かったわけではありません。
刺激的なイベントも、達成感に満ちた成果もない。
けれど、静かに振り返ってみると、今の自分の価値観や立ち位置がよく表れた、味わい深い時間だったように思います。
何かを大きく前に進めたというよりも、「試してみて、感じて、そして手放した」そんな週末でした。
メルカリ販売に挑戦してみて感じたこと
週末は、メルカリでの販売に初めて本格的に挑戦してみました。
きっかけは、両親のために購入した健康器具でした。通常3万円ほどするものが半額で出品されており、試しに購入してみたところ、思っていた以上に使い心地が良かったのです。
「中古でもう一台あってもいいかもしれない」そんな軽い気持ちでメルカリを眺めているうちに、ふと考えが浮かびました。1万5千円で仕入れて、2万5千円で売れれば、1台あたり1万円の粗利になる。数字だけを見れば、決して悪くありません。そこで、追加で2台仕入れ、出品してみることにしました。
しかし、当たり前ですが、現実はそう単純ではありませんでした。なかなか売れず、価格を下げ、タイトルや説明文を修正し、写真を見直す。AIの指示に従いながら、1時間ごとに状況を確認し、価格を微調整する作業を続けました。結果的に2台は売れましたが、手数料や送料を差し引くと、粗利は1台あたり5千円にもなりません。さらに、その間にかかった手間と気力を考えると、「これは自分のやりたいことではないな」と、はっきり感じました。
メルカリで継続的にせどりをされている方々は、本当にすごいと思います。同時に、自分は「効率」や「回転率」を追い続ける働き方よりも、もう少し違うリズムで生きたいのだと、改めて自覚する体験でもありました。
ヨガ哲学の講習会で感じた変化
日曜日は、約1か月ぶりにヨガ哲学の講習会に参加しました。今回は、中村天風を生前にご存知だったという講師の方のお話を直接伺う、貴重な機会でした。
これまで私は、天風哲学に「心の整え方」を求めて学んできました。実際、そのおかげで、以前に比べれば心はずいぶん落ち着いてきたと感じています。一方で最近は、身体の変調を意識する場面が増えてきました。疲れの抜け方、呼吸の浅さ、節々の痛みなどのちょっとした不調。若い頃には気にも留めなかった変化が、静かに存在感を主張してきます。
心と身体は一体である。その言葉の意味を、頭ではなく実感として理解し始めているのかもしれません。これからは、この哲学の中から、健康的な身体を維持するための本質も学び取りたい。そして、元気を取り戻してきた今だからこそ、何らかの形で恩返しができたら、そんな思いも芽生えています。
元技術屋としては、講習会で語られる中村天風の生前のエピソードや、少し不可思議に感じる話にも惹かれます。ただ、それらを特別視するのではなく、「日常生活でどう生かすか」を常に問う姿勢こそが、この哲学の核心なのだと感じています。
入浴中のAI英会話という小さな挑戦
英語学習は、相変わらず入浴中のAI英会話を続けています。
あらかじめ自己紹介文を用意し、それを見ながら会話するようにしたことで、以前よりも心に余裕が生まれました。AIと二人きりの空間での会話なので、自分としては楽しく話せている感覚があります。言葉に詰まっても、沈黙があっても、誰に気兼ねする必要もありません。
もし第三者が見ていたら、「会話になっていないよ」と突っ込まれるかもしれません。それでも今は、正確さや完成度よりも、「英語を使う時間を楽しめているか」を大切にしたいと思っています。完璧でなくてもいい。続けられる形を選ぶ。それもまた、還暦を過ぎてからの学び方なのかもしれません。
面白味はなくても、今の自分らしい週末
こうして振り返ると、やはり派手さのない週末でした。けれど、
- 試してみて、合わないと分かり、手放したこと
- 学びの軸が「心」から「身体」へと少しずつ広がってきたこと
- 不完全でも、楽しさを優先する選択ができたこと
これらはすべて、今の自分にとって大切な気づきです。何かを足す週末ではなく、何かを手放し、確かめる週末。焦らず、比べず、心に小さな喜びを刻みながら、この歩みを、しばらく続けてみようと思います。


コメント