ここ数日、特別な出来事があったわけではありません。ただ、いつもの時間が粛々と流れ、その中で小さな揺れや気づきが心の奥に波紋として広がっていきました。
私にとっての学びの時間──英語の勉強、哲学書の読書、そして生活を整える試み。
どれもすぐに成果が見えるわけではない。でも、毎日の手触りだけは確かに残っていきます。
こうして積み重ねている自分を感じるとき、私はいつも「ロックハンマー思想」を思い出します。
映画『ショーシャンクの空に』の中で、固い壁を一打ずつ削り続けたロックハンマーのように、大きな変化につながるのは “今日のほんの少し”。
その繰り返しだけが、自分をどこか別の場所へ連れて行ってくれるのです。
■ 英語学習:聞こえない壁と、丁寧に拾い直す決意
朝の通勤時間はTOEIC対策で公式問題集ヒヤリングを始めました。
しかし、運転に意識が向くと、音声は簡単にただのBGMに変わってしまいます。
もちろん、「集中できなかったから聞き取れない」という言い訳はしたくありません。
でも、訛りのある話者になると、まだ聴き取りの壁を感じてしまうのも事実です。
だから明日は、
・再生速度を少し落とす
・車内とは別に、テキストと向き合う時間を確保する
この二つを実行してみるつもりです。
NHK基礎英語では “when I was little” や “for example” の使い方を学びました。
英文は次のように修正しました。
I loved drinking whisky when I was younger. For example, I often had Suntory Old or Jack Daniel’s.
小さな文法の修正もまた、ロックハンマーで壁をひと削りする行為なのだと思います。
■ 哲学読書:三層の意識と、今は抱えない選択
哲学書では「肉性意識・心性意識・霊性意識」という三層の構造について学びました。
これらは実在意識と潜在意識の中でそれぞれ機能し、とくに霊性意識へ至る方法も示されています。
しかし、そこにたどりつく道は、どうやら簡単なものではないようです。
生活の優先順位を見直し、実践を暮らしの中に組み込み、静かに習慣化していく──そんな地道さが求められています。
ただ、今の私は英語学習にほぼ全振りしており、霊性意識への取り組みを同時に抱える余裕はありません。
だからこそ、今は無理に手を伸ばさず、タイミングを未来に譲る選択をしました。
“ロックハンマーは一度に何本も握らない”
そんな心構えが、今の自分にはしっくり来ています。
■ もうひとつの揺れ:ゴルフ練習場で感じた「後退のような前進」
この三日間には、もうひとつ心が揺れる出来事がありました。
一週間ぶりにゴルフ練習場に行ったのですが、前回AIコーチに教わり「大きく修正できた」と感じていたドライバーの弾道が、今回はまったく安定しませんでした。
低く出てフックしたり、右に大きく逃げたり、前回の感覚がすっかり消えてしまったかのよう。
頭では理解していても、身体がまだそれを覚えていなかったのだと思います。
一歩進んで二歩下がるような、そんな感覚。
しかし、ふと気づきました。
——これもロックハンマーの “揺れ” なのかもしれない。
壁を削る一撃も、毎回一定の深さで削れるわけではありません。
期待以上に削れる日もあれば、ほとんど進まない日もある。
むしろ、進んでいないように見える日の方が多いのかもしれません。
けれど、手を止めさえしなければ、削られている量は確実に積み重なっているはず。
英語の聴き取れない壁、哲学の深いテーマの前での立ち止まり、そしてゴルフの後退。
これらはすべて「揺れながら前に進む」という一本の線でつながっていると信じています。
■ 捨ててきたものと、静かな誓い
英語学習の習慣を身につけるために、手放したものは少なくありません。
何となく触っていたスマホの時間、惰性で過ごした休日、曖昧に続いていた趣味。
でも、それでもいいと思えたのは、英語にそれだけの価値を感じているからです。
積み重ねは地味だけれど、裏切らない。
その確信だけで、今日も静かにロックハンマーを振り下ろします。
心の中でそっとつぶやきながら。
「どうか、裏切らないでね。」



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