基礎英語を聞くことにしてから、私は通勤時間を英語学習に使うようになりました。
私の通勤は自家用車で、往復およそ2時間かかります。この時間を英語に使えたらいいのではないかと思ったのです。朝の通勤では NHKラジオ基礎英語レベル1 を聞くことにしました。
1回の放送時間が15分なので、同じ放送を2回続けて聞きます。夕方の帰り道では 基礎英語レベル2 を同様に2回聞きます。渋滞で時間があるときは、3回目を聞くこともあります。
最初のうちは、1回聞いただけでは聞き取れないところがたくさんありました。しかし同じ放送を続けて聞くと、2回目にはなんとか聞き取れる部分が増えてきます。ほんの小さな変化ですが、それが少しうれしく感じられるようになりました。
さらに私は、ウォーキングの時間も英語に使うことにしました。
夕方のウォーキングや、休日の長めの散歩のときに、イヤホンでYouTubeの英語教材を再生しながら シャドーイング をしています。いわば「シャドーイングウォーキング」です。今は基礎編を一通り終えて、基礎編レベル2を聞き始めたところです。これも1回聞いただけでは、聞き取れない部分があります。そのときは同じ英文を何度も聞き直します。それでも聞き取れないときは、一度立ち止まってスクリプトを確認します。意味を理解してから、もう一度聞くようにしています。
幸い、私が歩いているのは田舎の静かな道です。周りにはほとんど人がいません。そのおかげで、人目を気にせず英語を声に出すことができます。思いきり発声できるのは、意外とありがたい環境です。
もう一つ、英語を使う時間があります。それはお風呂の時間です。湯船に浸かりながら、スマートフォンを使って AI先生と簡単な英会話 をしています。やさしい英語で短い会話を続ける練習です。
一日の終わりに英語で少し会話をする時間は、思った以上に楽しいものです。勉強というより、英語で遊んでいるような感覚に近いかもしれません。
こうして振り返ってみると、特別な勉強をしているわけではありません。通勤の時間、ウォーキングの時間、そして入浴の時間。もともと生活の中にあった時間を、少しだけ英語に使っているだけです。英語学習では「もっと勉強しなければ」と考えてしまいがちです。しかし、無理に時間を作ろうとすると長く続きません。むしろ大切なのは、生活の中に英語が入り込む仕組みを作ることなのかもしれません。
まだ劇的な変化は感じていません。それでも、毎日英語に触れる生活は続いています。その頃、私は別にTOEICの勉強も始めていました。そしてある日、ひとつの結果を知ることになります。
その話は、また次回に書いてみたいと思います。
還暦からの英語挑戦記シリーズ
第1話 還暦を迎えて、ようやく「挑戦してもいい」と思えた日のこと
第2話 TOEIC340点という現在地
第3話 リスニングの壁 ― 英語が音楽にしか聞こえない
第4話 教材選びで迷う ― 英語ニュースに挫折した日
第5話 英語学習は習慣で続く ― 通勤英語・シャドーイング・入浴英語(本記事)


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