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ポンジスキーム、あなたは見破れますか?

お金の勉強
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本日のマーケット

 今日の日経平均は、350円超の反落。86%の銘柄が値下がり、ほぼ全面安。本日のマーケットは、日本時間午前10時から行われた米大統領選の初のテレビ討論会の内容が、後場に影響したものである。それなりに期待をしていた反動のよう。
 ダウ先物も下げているので、私の資産も大きく減らすことになるのだろう。一喜一憂はしないでね。

ポンジスキーム(100年前の詐欺手法)

 「出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に(配当金などとして)還元する」などと謳っておきながら、実際には資金運用を行わず、後から参加する出資者から新たに集めたお金を、以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用によって利益が生まれ、その利益を出資者に配当しているかのように装うもののこと。チャールズポンジという詐欺師の名前に由来する(Wikipediaより)。
 この詐欺を見破るのは極めて難しいとのことで、自転車操業で運営しておき破綻寸前で元締めはドロンして音信不通となるの通例。最初のころは配当が支払われるので簡単に信用してしまい、さらに大きな金額をつぎ込んでしまうらしい。そして被害が拡大していく。
 昨日紹介したジャパンライフ、安愚楽牧場、豊田商事以外にもググるといろいろなケースがでている(ナスダック事件、Bitculb事件、プラストークン事件など)。資産運用を始める前に一度勉強しておくのもよいですね。

 以前、喫茶店の隣で聞いた「仮想通貨の三角アーミトラージ」は今年はやりそうな詐欺事件になりそうだ。「暗号通貨取引所には価格差があり、その値差を拾うことで収益を狙えます!」なんて言われ、月利20%の実績で18歳の高卒の男の子が取り扱いし始めて半年で800万円のアウディを買えるほどの利益をあげていると聞けば、手を出してしまう人も出てくるかもしれない。
 更に悪いことには、完全なポンジスキームと感づいていて手を出す輩がいることだ。元締めが破産する前に資金を回収して売り抜けようと画策する。こういう輩も、詐欺師の元締めと同じく社会的な制裁を受けるだろう。

 ポンジスキームを見破る方法は、次の4つがポイント。①利回りが異常に高い、②元本保証されているケースが多い。③人を紹介すると報酬が出ることが多い、④怪しい人(ググれば出てくるよ)。
 とくに③については自分の周りの人を巻き込んで友達を無くす結果になるのでこれが一番つらいかも。

 これら投資詐欺の話を聞くと、高齢者の部類に近づいている私としては、投資信託や株で高利回りを狙って一獲千金をつかみ、老後を安泰して暮らすという希望は本当に望みが薄いなと実感してしまう。運用している実感としては、投資信託ではせいぜい年利6%(税引き後では、4.8%)でれば良いほうでREITなどコロナショックで下落して戻ってこないものを含めると運用開始1.5年であるが収支はトントンである(まだトントンであるだけましなのかもしれない)。これでは、手数料分証券会社に持っていかれるので銀行にそのまま預けていたほうがましだったかもしれない。もうすぐ60歳で退職金という大金を手にする時までしっかり自分の運用方針を固めておかなくてはならないですね。

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