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巨額詐欺事件(預託商法を見抜けるか?)

お金の勉強
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本日のマーケット、投資メモ

 本日の日経平均は3日続伸、27.48円高、出来高も2兆3585億円。9月末配当権利落ち日なので、140円下げるところを30円プラスで実質270円上昇、昨日の300円高は配当取りの影響で、マーケットの地合いとしては決して悪くないと言える。ドコモがNTTの完全子会社化が発表あり。買取価格は3900円で、現在のドコモの株価が3200円なので、まだ700円あり。携帯料金値下げ検討も言及していることより、動向を注目したい。

ジャパンライフ巨額詐欺事件(2020年8月)

 同社は顧客が購入した磁気治療器を預かり、別の顧客に貸し出す販売預託商法を2003年から展開し、貸し出し事業でレンタル収入を得る一方、治療器の持ち主には年6%の配当を支払っていた。つまり購入した商品は購入者に渡さず、ジャンパンライフが預かり、他の人に貸与してレンタル料をとり、それを購入者に年間6%の利率で配当、商品はいつでも返金可能というもの(元本保証)。この事件も受け取ったお金を配当の原資にしていたらしい(自転車操業)。6600人の被害者のうち、名乗り出るものが少ない(75%が75歳以上、女性が74%)とのこと。
 私ももうすぐ高齢者、意外と高齢者もアグレッシブなポートフォリオを組むという話もあるので、高齢者ほど欲張りでこういう儲け話に引っかかってしまうのかもしれない。

安寓楽牧場事件(2011年、被害総額4000億円超)

 繁殖牛を購入する出資者を募って和牛のオーナーになってもらい、毎年生まれる子牛を買い取るという名目で年3~8%の配当金を出す。そして契約終了時には、この繁殖牛を出資額と同額で買い取るという約束で元本保証している。更に国からも日本の畜産業を保護するために応援ありと説明で、投資家7300人から訳4200億円を集めた。東日本震災の影響で経営が悪化。更に同時期発生した口蹄疫の不適切対応も指摘されている。架空の牛に対し出資金を募っていたことを認め、当時会社の代表と幹部が特定商品預託法違反で実刑判決を受けている。
 この事件は安具楽牧場という会社組織がクローズアップされて豊田商事のように会社責任者の名前があまり出てこなかったことに違和感を感じた事件であった。

豊田商事事件(1985年、被害総額2000億円)

 豊田商事事件は、1980年代前半に発生した、豊田商事による金の地金を用いた悪徳商法(現物まがい商法)を手口とする組織的詐欺事件である。高齢者を中心に全国で数万人が被害にあい、被害総額は2000億円近くと見積もられている。当時、詐欺事件としては最大の被害額であった。強引な勧誘によって契約させられた挙句に老後の蓄えを失った被害者も多い。また、この詐欺事件が社会問題化したさなかの1985年6月、豊田商事会長の長野一男が、事件を取材中のマスコミの目前で殺害される事件があった(以上Wikipedia)。
 この事件はよく覚えているよ。豊田商事と言ってるくらいだから、トヨタ自動車の関連会社かなと思っていたたら全く関係ないことで驚き(こういうブランドの使い方があるのか?)、そしてテレビで殺人事件の中継も印象に残っている。

架空の投資案件

 上記以外にも、メガソーラー事業であったり、風力発電事業であったり、海外の工場への投資案件であったりたくさんある。これらの架空の投資案件の特徴は、配当金が異常に高いということ。ましてや元本保証などときたら、詐欺確定とみてもよいのではないかと。

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