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新生活で最初に失ったもの|それでもロックハンマーを手放さない

英語学習

英語学習開始36週目。6月から新しい職場での生活が始まりました。

配属先は経理、総務、人事と、これまで経験したことのない業務ばかりです。さらに4回目となる単身赴任も同時に始まり、気がつけば新生活最初の一週間が終わっていました。

正直な感想を言えば、久しぶりにヘトヘトになりました。

以前は教育担当という立場で現場から少し離れ、比較的自分のペースで仕事を進めることができていました。定時で帰宅し、夕方にウォーキングをしたり、英語学習や読書をしたりする余裕もありました。退職後の構想を考えながら、その準備を進める毎日を楽しんでいたように思います。

ところが今週は、その生活が一変しました。

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壊れたのは生活リズムだった

新職場での初日は歓迎会から始まりました。慣れない環境の中で緊張したまま一日を過ごし、そのまま歓迎会へ向かいます。アパートに戻った頃にはすでに遅い時間になっており、英語教材を開く余裕は残っていませんでした。

二日目は経理業務の引継ぎです。次から次へと説明を受けながら必死にメモを取り続けていると、気がつけば夜九時半を過ぎていました。帰宅して夕食を済ませ、シャワーを浴びると一日が終わります。

三日目は少し早く帰れるかと思ったのですが、今度は洗濯が待っていました。慣れない土地でコインランドリーを探し、洗濯が終わるのを待っているうちに夜が更けていきます。そんな毎日を繰り返しているうちに、あることに気づきました。

英語学習をしていない。哲学読書もしていない。ウォーキングもしていない。ブログも書いていない。ログも止まっている。

昨年10月から少しずつ積み上げてきた習慣が、まるで音もなく消えていくような感覚でした。特にショックだったのは、通勤ウォーキングができなかったことです。新しい住まいから会社までは歩いて40分ほどです。朝はYouTubeで情報収集をしながら歩き、帰りはNHK基礎英語を聞きながら帰る。そんな理想の生活を思い描いていました。ところが現実は違いました。

朝は時間との戦いになり、帰りは疲れ果てて電車に乗ってしまいます。結局、一週間で歩いて帰れたのは金曜日の一回だけでした。過去の転勤でも同じ経験をしています。環境が変わるたびに習慣が崩れ、そのたびに立て直しに苦労してきました。今回もまた同じことが始まったのではないか。

そんな不安が頭を離れませんでした。

経理という新しい世界

今月は月初業務の引継ぎ期間です。月次資料の作成。資金繰り資料の確認。データ収集。照合作業。報告資料の作成。一連の流れを教わりながら、少しずつ全体像が見えてきました。

ところが問題は、その先にありました。経理の説明が始まると、借方、貸方、売上、仕入といった専門用語が当たり前のように飛び交います。三年ほど前に簿記3級を取得していたため、まったく知らない言葉ではありません。しかし、試験勉強で学んだ知識と実際の業務で使われる言葉との間には、思っていた以上の距離がありました。説明を聞きながら必死にメモを取っているのですが、理解が追いつきません。途中から、「簿記3級を持っていると言わなければ良かったかもしれない」と本気で思いました。

もちろん半分は冗談です。それでも、そのくらい余裕がなかったのです。ただ、この経験は将来必ず役に立つとも感じています。会社経営を理解するうえで経理は避けて通れません。個人資産の管理や財団法人の会計業務に関わってきた経験もあります。今は分からなくても、一つひとつ理解していけば良いのだと思っています。

総務と人事は想像以上だった

実際に始まってみると、経理以上に重さを感じたのが総務と人事の業務でした。規定を確認しながら社員のことを考える。賞与評価の内容を確認し、必要なフォローを行う。さらに7月には関連会社連絡会議があり、本社に対して方針や業績を説明する資料作成も担当することになりました。

前任者が作成した資料を引き継ぎながら進めることになりますが、まずは過去の経緯や考え方を理解しなければなりません。毎日新しいことばかりです。気づけば頭の中は経理と総務と人事でいっぱいになっていました。ふと、「これは異動というより転職に近いな」と思いました。

生活が壊れたのではなかった

金曜日の帰り道。その日は久しぶりに会社から歩いて帰ることにしました。夕暮れの街を歩きながら、この一週間を振り返ります。英語学習ができなかった。読書もできなかった。ウォーキングもほとんどできなかった。ブログもログも止まっている。私はずっと、「生活が壊れた」と思っていました。

しかし歩きながら改めて考えます。本当にそうだったのでしょうか。今週の自分は何をしていたのだろう。新しい職場で新しい人間関係を築き、慣れない経理業務を覚え、総務や人事の仕事を理解しようと必死になっていました。怠けていたわけではありません。サボっていたわけでもありません。ただ、新しい環境で生き残るために持てる力を全部使っていただけでした。

そう思った時、少しだけ肩の力が抜けました。ロックハンマーを捨てたわけではない。ただ、壁を掘る場所が変わっただけなのだと。

崩れても戻れる仕組みを作る

金曜日の帰り道。その日は久しぶりに会社から歩いて帰ることにしました。夕暮れの街を歩きながら、この一週間を振り返ります。思い描いていた生活リズムは作れませんでした。守りたいと思っていた習慣も、ほとんど手につきませんでした。私はずっと、「生活が壊れた」と思っていました。

新しい職場での生活は始まったばかりです。まだペースはつかめていません。ですが、最初の一週間は何とか乗り越えました。まずはそれで十分だと思うことにします。

お疲れ様

異動の内示を受けてから一か月。未来の計画が崩れたように感じた日もありました。自由計画が遠のいたように思えた日もありました。それでも今、新しい職場で新しい仕事に向き合っています。英語学習は止まりました。ですが、英語を諦めたわけではありません。ロックハンマーは手放していません。

壁を掘る場所が変わっただけです。まずは最初の一週間。よく頑張りました。お疲れ様。

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