明日から新しい職場での勤務が始まります。この週末は、単身赴任先への引越しに追われていました。
4回目となる単身赴任ですが、今回はこれまでとは少し違います。部屋の鍵を受け取り、荷物の到着を待ちながら新しい住まいを見渡しました。8階の西日が差し込む明るい部屋です。
しかし、これまでの単身赴任で住んでいた部屋よりもかなり狭いワンルームでした。家賃は上がり、部屋は狭くなる。そして、ここで最長7年間過ごす可能性があります。
改めて現実を突きつけられた気がしました。
自由計画は少し遠のいた
本来であれば、再雇用期間を区切りにして、自分の時間を増やしていく計画でした。
英語留学。ゴルフを絡めた海外滞在。友人との新しい事業への挑戦。そんな未来を思い描いていました。ところが今回の異動によって、その計画は少し先送りになりました。
ふと考えます。もしこのまま7年働いたらどうなるのだろう。NISA口座の資産は過去最高額を更新しています。仮に今後も順調に増え続ければ、資産面での不安はさらに小さくなるかもしれません。
ですが、その頃には私は70歳近くになっています。その年齢から英語留学に行くのだろうか。ゴルフ留学はできるのだろうか。友人との事業は始められるのだろうか。お金は増えても、時間は増えません。そんな当たり前のことを考えていました。
母の姿が教えてくれたこと
週末には母のお見舞いにも行ってきました。10年前、私が最初の東京単身赴任をしていた頃、母と一緒に都内観光をしたことがあります。はとバスに乗り、美味しいお酒を飲み、楽しい時間を過ごしました。あの頃は、それが特別な思い出になるとは考えていませんでした。
今、母は90歳になり、ベッドの上で過ごしています。もちろん年齢を考えれば自然なことです。それでも、時間の流れというものを改めて感じます。資産は増えても、人生の残り時間は増えません。だからこそ、いつかの自由のために今を犠牲にし続けるのも違うような気がしています。
新生活で守りたいもの
今回の単身赴任で一番不安なのは、仕事そのものではありません。総務や経理は未経験ですし、新しい職場にも不安はあります。ですが、それ以上に気になっているのは、これまで築いてきた習慣が崩れてしまうことです。過去の転勤でも、せっかく身についた習慣が途切れてしまった経験が何度もありました。
英語学習。哲学読書。ブログ執筆。日々のログ。こうした積み重ねは、一度崩れると元に戻すまで時間がかかります。だから今回の新生活では、まず生活リズムを整えたいと思っています。
朝は情報収集をしながら通勤する。帰りは英語のリスニングをする。ログを書く時間を確保する。働く場所が変わっても、自分が大切にしてきた習慣だけは守りたい。そう考えています。
人生の総合演習が始まる
明日からは、新しい職場で新しい仕事が始まります。
総務。経理。そして技術部門。考えてみれば、これは転職とほとんど同じです。もちろん不安はあります。ですが、不思議と以前ほど悲観していません。自由計画は少し先送りになりました。
それでも諦めたわけではありません。今回改めて感じたのは、自由とは退職した瞬間に突然手に入るものではないということです。英語を学ぶこと。本を読むこと。ブログを書くこと。身体を整えること。そうした日々の積み重ねそのものが、自由な人生への準備なのだと思います。だからこそ、新しい環境になっても、その積み重ねだけは失いたくありません。
明日から始まる新生活。まずは一日一日を丁寧に積み重ねていこうと思います。自由計画の実現が少し先になったとしても、それまでの時間を無駄にするつもりはありません。むしろ、この経験が後から振り返った時に、自分の人生を豊かにしてくれたと思えるように過ごしたいと思います。そして、どんな環境になっても、自分のロックハンマーだけは手放さないつもりです。
いつか自由の扉を開くその日まで。



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