今週末も、テーマは「魂に喜びを味わせる」こと。
心を解放し、五感と知性をともに潤す時間を意識的につくるようにしています。
駅までの7キロウォーク
土曜日は駅まで、約7キロの道のりを歩いてみました。
以前、夜中に歩いて「二度とごめんだ」と思った道ですが、今回は不思議なほど軽やかに、心地よく歩けました。
曇り時々雨の空模様も、暑くも寒くもない「歩くための理想的な天気」。
新幹線の高架下をまっすぐ歩きながら、頭の中では「今日の一杯」を思い描いています。
どんなバーで、どんなウイスキーを、どんな気分で味わおうか──。
そんな想像をしていると、時間の流れが心地よく溶けていくのを感じました。
途中、公園横のカフェで休憩し、アイスクリームと珈琲を注文。
アイスのクリームが舌の上に残る状態で珈琲を口に含むと、苦味と甘味が見事に調和して、ひとつの「完成した味」になります。
何気ないこの瞬間に、ふと「生きている歓び」を感じました。
英語で観る「ショーシャンク」と「フォレスト・ガンプ」
駅に着くと、駅ナカのカフェバーでウイスキーをストレートに。
おつまみをつまみながら、タブレットで『ショーシャンクの空に』のエンディングを英語で視聴しました。
最初は音声を聴き、日本語字幕で意味を確認。
次に英語字幕を追いながら、耳と目を同時に使って物語のリズムを感じ取る。
まるで音楽のように英語が心に入ってくる瞬間があります。
“Hope is a good thing, maybe the best of things, and no good thing ever dies.”
「希望はいいものだ。たぶん最高のものだ。そして、いいものは決して滅びない。」
この一節を聴いたとき、胸の奥が震えました。
“Hope”という単語の響きの中に、今学んでいる哲学書でいう「積極心」のエッセンスが宿っているように感じたのです。
言葉が魂を動かす瞬間──まさに「英語を学ぶこと」と「哲学を生きること」が重なった瞬間でした。
2軒目は駅前デパートの中のバー。
そこには、なんとサントリーの「響」が並んでいました。
その響をストレートで味わいながら、今度は『フォレスト・ガンプ』のクライマックスシーンを視聴。
“Life is like a box of chocolates. You never know what you’re gonna get.”
「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまで分からない。」
この台詞を英語のまま聞くと、ガンプの純粋さと深い人生観がより鮮やかに伝わってきます。
英語の抑揚、言葉のテンポ、感情の間──
そのすべてが、翻訳では味わえない「生のリズム」として響いてきます。
ウイスキーの香りと映画の余韻、そして言葉の響き。
この三つが混ざり合って、まるで瞑想のような時間でした。
「英語を学ぶ」とは、単に語彙や文法を覚えることではなく、言葉を通して魂の奥行きを広げる行為なのだと実感しました。
翌日──生命の歓び
日曜日は、孫の1歳の誕生日会。
小さな手、小さな笑顔、家族の笑い声。
そのすべてが「生命の歓び」そのものでした。
どんな哲学書よりも雄弁に、「生きることの価値」を教えてくれる瞬間です。
今週末のテーマを振り返ると、キーワードは**「響き」**でした。
足音の響き、英語の響き、そしてウイスキーの響き。
それらすべてが、魂の奥に静かに共鳴していく。
英語学習と哲学実践、そして日々の小さな感動の積み重ね。
この三つのハーモニーこそが、私の**「愉快創造生活のラボ」**の原点です。
英語を学ぶことも、哲学を読むことも、
突き詰めれば“心が愉快に動く瞬間”を増やしていくことなのだと思います。
努力や修行のようでいて、その実、喜びの追求にほかなりません。
「学ぶことが楽しい」──そう感じられる時間を、これからも丁寧に育てていきたいと思います。



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