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早期退職 タフな社員のメンタルが壊れた3事例

早期退職
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本日のマーケット

  6月 22日(火)前日終値増減
日経平均28,884.1328,010.93873.20
為替円/ドル110.51110.250.26
NYダウドル33,876.9733,290.08586.89

 今日の東京株式市場は、5日ぶりに大幅反発となりました。昨日は953円の下げでしたが、今日9割方値を戻した状況です。ニューヨーク連銀の方の発言の影響を受けたようです。また日銀のETF買いの影響もあったようです。本日は全面高の結果でした。

タフな社員のメンタルが壊れた事例

 自他ともに認める「仕事大好き人間」で、夜遅くまでバリバリ働き、社外とのハードな交渉もなんのその。休日だってゴルフにレジャーに大忙し。そんな「タフな社員」はどんな職場にもいるものだが、彼・彼女らに頼り過ぎると、いつかポッキリと本人のメンタルが折れてしまいます。そんな当事者にならないようケアしましょう。

 今回は、うつで休職になった人が「自分がまさかうつになるなんて思いもしなかった」とショックを受けるケースや、「あの人のメンタルがやられるなんて」と上司や同僚が驚くパターンなどを紹介します。

「終わりの見えない過重労働」に陥ったAさんのパターン  

 Aさんはバリバリのキャリアウーマンで、大手メーカーの広報部の課長を務めていました。月に80時間以上の残業が半年以上続いていたそうです。そのAさんは自他ともに認める仕事大好き人間。産休や退職などで部署の人手が減り、法的に問題のある残業過多が1年ほど続いてしまっていたそうです。そのため、顔色が悪く疲労感を漂わせていて、長い髪も艶がなくパサついている感じだったとのことでした。 「何カ月もずっと3~4時間睡眠」とのこと。深刻な睡眠不足が続いて頭がボーっとして集中力が続かず、小さなミスをしたり部下とのミーティングをすっぽかしたりする症状が出ていたそうです。土日も出勤したり自宅で仕事をしていたりする日があり、実質の休日は月に2~3日ほど。忙しさにかまけて食事もおざなりになっていて、デスクで食べられるおにぎりやパンで済ませてしまうことがほとんどだったとのことで、健康診断の結果では、体重がここ半年で5キロも減っていて、もともと貧血ぎみだったのが悪化し治療が必要なレベルになっていたとのこと。最近では朝に頭痛やめまい、動悸(どうき)を感じることもあり、遅刻も増えてきているとのこと。産業医から会社に対して、この状況の改善を求めたところ、人事担当者は「そんなにAさんの健康状態が悪化しているとは知りませんでした。彼女は社内でも有名な仕事大好き人間だったからつい油断してしまいました」と驚いたそうです。
 結果として他の部署から経験者が数名投入され、Aさんの残業はかなり削減され、その結果、1カ月後にAさんの状況は見るからに改善したそうです。

「タフな社員がメンタルを病む」のは、3つのパターンが多いとのことです。
 1つ目は、「終わりの見えない過重労働に陥ったとき」。タフな社員は繁忙期の長時間残業なんてヘッチャラという人も少なくありません。過重労働を指摘しても、「元気なんで大丈夫です」とさっさと仕事に戻るケースが多いとか。
 しかしいくらタフであっても、終わりの見えない長時間残業が続いている場合は要注意です。彼らは今までの活躍ぶりを評価されて、ビッグなプロジェクトのリーダーに抜てきされたり、重要な部署の管理職を任されたりすることがありますが、そのようなところでは、プレッシャーや仕事量が多く、スタッフ全員が慢性的な疲労を抱えているケースがほとんどだそうです。順調に仕事が進んでいるときはまだよいのですが、何か問題が発生したり臨時の案件が突っ込まれたりすると、とたんに業務量がキャパオーバーとなり、ストレスに弱いスタッフから病んでしまって戦線離脱していくということが起こります。また、昨今は欠員が出たとしてもすぐに補充してもらえることが少なく、また、働き方改革で若手社員には長時間の残業をさせられなくなっている事情も重なり、管理職やリーダーが欠員分の仕事をこなしていくという事態に陥りがちです。すると、毎晩終電で帰宅になり、睡眠不足が常態化。さらに土日にも仕事をしたり……と心身に疲労が蓄積していきます。

 こういう状態が半年以上継続すると、いくらタフな社員であっても心身のどこかに異常が出てくるのです。会社側はタフな社員に甘えて、1人に負荷をかけ続けてはいけません。特に裁量労働制になっている管理職は、過重労働になっていないかどうか常にチェックが必要です。

「家族が大きな病気になった」パターン

 家族が病気になって入院したときも、タフな社員がメンタルを病みやすいパターンの1つだそうです。  特に奥様が病気になって入院して回復が長引いたとき、今までバリバリ働いていたタフな男性社員がメンタルを病むというパターンに少なからずあるそうです。
 それまで家事や育児を妻がメインで担ってきた場合、奥様が倒れると私生活は一気に機能不全に陥ることになります。すぐに親などがヘルプに駆けつけて手伝ってくれる場合はよいのですが、それが無理だと慣れない家事、子どもの世話、保育園の送り迎えを夫が1人でこなさねばならなくなります。特に男性は、「子どもや家の用事で仕事を軽減してほしい」と職場で言いづらい傾向があるため無理を重ねがちとのこと。
 また子どもや家族の病気や入院が長引いて、女性社員が看病のために過労状態になってメンタル不調や体調不良になるケースや、遠方に住んでいる高齢の親の健康状態が急に悪化し、休日のたびに長距離を往復して介護や施設の手配に数カ月奔走し、心身のエネルギーを消耗してうつ病になったケースもあったそうです。
 こうしたプライベートのストレスが長い期間続きそうなときは、男性も女性も、まずは正直に上司や人事部に相談して仕事量の調整をお願いする必要があります。

「クレーム対応や陰湿ないじめが長引いた」パターン

 いくらタフな社員でも、ネガティブな人間関係ストレスに長期間さらされるのは危険です。
 例えば難しい交渉にたけていると社内では一目置かれていた40代の中間管理職の男性が、理不尽な要求を繰り返すクライアントの担当となり心身を病んだケースがあったそうです。そのクライアントは、一方的に納期の変更や契約外のサービスを求めたり重箱の隅をつつくようなクレームを繰り返したりしては怒声を上げるタイプでした。わがままなクライアントの対応に翻弄され続けて数カ月後、ようやく仕事が終了してホッとした直後から動悸や冷や汗に襲われるパニック障害を発症して、休職してしまったそうです。
 また大手美容会社のキャリア女性のケースは、陰湿ないじめがあったそうです。彼女は系列の販売店の店長が急に病気となったために、本社から臨時の店長として抜てきされたのですが、その店の美容部員が商品のマニュアルを勝手に省略して販売したり、所定の時間外に休憩をとったりしていることに気がつき、その美容部員たちに注意し指導したそうです。しかしそれを逆恨みした美容部員たちが結託して、必要な報告を伝えない、あからさまに無視する、郵便物や私物を故意に紛失させるなど陰湿ないじめを始めたそうです。
 今まで本社のエリートビジネスパーソンの中で働いてきた彼女は、その幼稚で陰湿なやり方にショックを受け、本社の上司に相談したものの、上司は「あと数カ月だから我慢しろ」の一点張りで、次第に不眠状態となり、食欲も減退して心療内科を受診したところ「適応障害」の診断が下り、休職に追い込まれたそうです。

 以上、3つのパターンを紹介しました。どのパターンにも共通して言えるのは、上司や人事部などが、部下や社員が過重労働になっていないか、過度なストレスにさらされていないかを把握し、会社として速やかに適切な対策をとることが重要だということです。

 えてして上司は見て見ぬ振りしますよね。そんなことに関わりたくない「オーラ」を発して、解決を図ろうとしないケースが多いのではないかと思います。

 ちなみに私は、上司に「電車に飛び込むぞ」と脅して、配置転換をしてもらったことがあります。
 しかし半年後に元のポジションに戻されてしまいましたが。その話は機会があれば、おいおいさせていただきます。

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