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脳梗塞で心臓のカテーテル手術

人生楽しまないと!
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大学病院での検査結果

 ホルター心電図の検査結果より、病名は「発作性心房細動」というものらしいです。動悸があり、脳梗塞や心不全のリスクが上昇するとのことで、カテーテルアブレーションという手術をするそうです。
 1回での根治率は80%で、再発するようであれば2回目の手術も検討になるとのこと。

ここからは大学病院側の説明です。丁寧にリスクも含めて説明いただきました。こんな時でもない限り関わりたくない話ですね。

心房細動について

 心房細動は、心臓の心房全体を複雑に電気信号が駆け巡り300回/分以上のペースで心房が興奮するものです。そして早い心房興奮が寝室に不規則に伝わるため、乱れた心拍を呈します。心室へ伝わる頻度に応じ頻脈にも徐脈にものなります。そのため心房細動が起こると、動機や胸部不快感などが出現します。中には心臓のポンプ機能が低下し心不全を発症することもあります。更に重要なことは、心房が小刻みに震える(細動)のため、心房内の血液の流れがよどみ血栓ができやすくなります。その結果、形成された血栓が全身に流れ出ると脳梗塞をはじめとする塞栓症を引き起こす可能性があります。年齢とともに増加する不整脈で、高齢化社会を背景に近年急増しており、65歳以上の15人に一人はこの不整脈を持っていると言われています。健康な方でも発生しますが、高血圧、糖尿病、心筋梗塞や弁膜症などの心臓病や肺疾患のある方に生じやすいことが分かっています。その他アルコールや睡眠不足、精神的ストレスも心房細動の誘因となります。

 やはりアルコール、睡眠不足、ストレスはサラリーマンやってる限りセットですよね。再発させないためにはサラリーマンから早く逃げる必要がありそうです。↓↓↓

カテーテルアブレーションについて

 カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)は、1980年代初めにアメリカで治療が開始され、対象となる不整脈のしくみ(メカニズム)が解明されたこと、カテーテル(焼灼用の管)の進歩により、現在は日本でも急速に普及したそうです。

 心房細動の発生源や維持機構に手を加え、心房細動自体を発生させない、あるいは起こりにくくしようというのがこのカテーテルアブレーションの目的で、この治療を行い洞調律が維持されると、症状の改善、脳梗塞発生率の低減、その後の心不全発生率の低減、運動機能の改善などが期待されます。

 治療は局所麻酔下でカテーテルという直径2mm位の管を心臓内に挿入して、不整脈のもととなる異常な部分に高周波電流を流し焼灼を行います。

 この処置により、心房細動がなくなる確率は70-80%、2回以上うけると90%程度とされているとのこと。心房細動による心機能の低下を予防し、塞栓症予防に効果あり、脳梗塞になる確率を低減できます。

合併症について

死亡0.1%以下:重篤な心疾患があると心不全の悪化や致死性不整脈が停止しないと言ったことになるようです。
心臓穿孔による心タンポナーデ1.3%、中隔穿通によるシャント(短絡)の残存0.1%以下:カテーテルが心臓の壁を突き抜け、心臓に穴あるいは亀裂を形成する恐れがあります。
血栓塞栓症0.3%:心房細動の患者は心房内に血栓ができやすい状態にあります。カテーテル操作中に心房内の血栓が剥がれて全身に飛び、脳梗塞など重要な臓器に塞栓症を引き起こす可能性があります。
気胸・血胸1%未満:カテーテルを挿入する際、血管の近くにある肺を傷めると、空気が漏れ出し、肺をと囲む空間にその空気が溜まり呼吸困難が出現することがあります。
横隔神経麻痺5~10%:肺静脈の近くにある横隔神経まで熱や冷却効果が届くと、横隔神経を傷め、横隔神経麻痺になることがあります。
空気塞栓0.1%:心臓内に挿入されているシース(カテーテルを通す管)を通して外の空気が心臓内に侵入することを言います。
食道潰瘍0.1%未満
肺静脈狭窄1%未満:稀な事象ですが治療を行った肺静脈が炎症の影響で狭くなることがあります。
・その他:心臓弁損傷、人工弁の可動制限、薬剤および造影剤による副作用、房室ブロック・洞不全症候群、心不全の増悪、不整脈の誘発、感染、放射線被ばくによる皮膚炎、誤嚥性肺炎、など

 はじめて耳&目にするワードばかりですうっと頭には入ってきません。心臓のカテーテル手術と聞くと高リスクの手術かと思われますが、そんなに危険な治療でなく期待される効果のほうが多いようです。脳梗塞になるリスクを抱えたまま、第二の人生は歩めないですから、しっかり治療して根治させて、愉しみたいと思います。

朝日と夕日(部屋から)

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